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NTTドコモが504iを発表――「もはや“技術”の時代ではない」


2002年5月21日

(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは21日、iモード対応携帯電話機の最新機種『ムーバD504i』と『ムーバF504i』を発表した。価格はオープンで、発売は24日。ここでは、本日開幕した“ビジネスシヨウ 2002 TOKYO”会場のドコモブースで行なわれたiモード企画部長の夏野剛氏による報道向けプレゼンテーションの様子を紹介する。

「日本人の10人に1人がJavaを使っている」

504iシリーズは、5月の連休前後に発表されるという噂もあり、雑誌やインターネット、一部のショップの店頭ポップなどで、写真や一部の情報が出ていた。このような状況あってか、夏野氏は「皆さん、いろいろなところで情報が流れていると思うのですが本日正式発表いたします」とプレゼンテーションを切り出した。

夏野氏その1
夏野氏自身が育てているという、504i対応のキャラクター育成ゲーム『育てて! いぬとも』を披露。「503iのゲームは20年前のアーケードゲームのようだったが、504iでは10年前のファミコンの性能が入ったと思ってほしい」

ドコモによると、5月19日現在のiモード契約数は3285万5000件、iアプリ対応503iシリーズの契約数は1332万件。「日本人の4人に1人がiモードを、10人に1人がJavaを使っていることになる」(夏野氏)という。

「技術的に大きいからどうこうという時代は終わった」

504iシリーズの主な特徴は、以下のとおり。

  • パケット通信における下りの速度を最大28.8kbpsに高速化
  • iアプリのプログラムサイズを、ソフト保存領域を最大30KB、データ保存領域(スクラッチパッド)を最大100KBに拡大
  • iアプリに、起動したままメールの受信やダイヤル発信が可能になる“待受画面機能”を追加
  • 赤外線通信機能を搭載
  • iモード絵文字を76文字追加

そのほか、504iに対応したコンテンツは、24日の発売の時点で、31社が計135種類のiアプリの提供を予定しているという。

夏野氏は、今回発表した504iシリーズの位置付けについて、「iモードがこれまで進化した3年3ヵ月の延長線上にある製品」とした。通信速度やプログラムサイズといったスペックの向上よりも、それによって「今まで使っていたサイトがより楽しく、より便利に使える」ようになり、「皆さんの生活を目に見える範囲で楽しく、目に見える範囲で便利にするものだ」と、ユーザーの立場に立っているという姿勢を強調した。

夏野氏その2
「もはや技術の時代ではない」という下りでは「他社さんと違う“中味”のある携帯電話です」、「オレンジ色の紙袋のところと違って――」と挑発的なコメントも飛び出した

「(iアプリが出た後に、競合他社がJavaアプリケーションのサービスを打ち出して)30KB、50KBという競合他社と比べてとやかく言われたが、9600kbpsのスピードでやっていくのに10KB+10KBが最適だったからこそ、日本人の10人に1人が利用するにまで成長した。技術的に大きいからどうこうという時代は終わった。コンテンツと、技術的に調整していく時代になった。30KB+100KBというサイズは、ユーザーに使いやすい形であると確認できた。コンテンツプロバイダーとの話合いや、ネットワークスピードにアジャストして作った大きさだ」(夏野氏)

質疑応答では、出荷台数に関する質問が出たが、「503iのときは、1年間で1000万台が出るとは思ってもみ見なかった。私としては、503iと同じくらいのスピードで普及してほしいと思っている」とした。また、松下通信工業(株)や日本電気(株)など、他のメーカー製の504i対応携帯電話も「もうすぐ発売」という。

コンパニオンと504i
ステージの最後には各社の504i対応携帯電話を持ったコンパニオンが登場

(携帯24編集部)


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