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RIP SLYME、携帯電話を利用したペーパーチケットレスライブを開催


2002年7月27日

男性5人からなる人気のHIP-HOPユニット“RIP SLYME”は26日、携帯電話を用いたペーパーチケットレスシステムを導入したライブ“RIP SLYMEの無料(タダ)ヒミツライブ”を日本武道館で行なった。

TOKYO CLASSIC
RIP SLYMEのニューアルバム『TOKYO CLASSIC』のジャケット。『楽園ベイベー』好きー

同ライブは、24日に発売されたRIP SLYMEのニューアルバム『TOKYO CLASSIC』を購入した人の中から1万3000人を招待する無料ライブ。アルバムには応募サイトのURLおよび応募方法を記したエントリーシートが同封されており、ライブ参加希望者が、インターネット対応の携帯電話で応募サイトにアクセスして応募すると、先着1万3000人に当選チケットコード(2次元バーコード)が返信され、ライブ当日、入場受付でチケットの代わりにその2次元バーコードを認証機にかざして入場するというもの。

このペーパーチケットレスシステムには、三菱商事(株)の個人認証/決済システム“モバイルシンボル”を利用している。モバイルシンボルは、2次元バーコードと携帯電話を用いたシステムで、携帯電話から専用ウェブサイトにアクセスして申込手続きを行ない、携帯電話のメールアドレスを入力すると、その携帯電話に専用URLを記したメールが配信される。そのURLにアクセスすると、チケット代わりの2次元バーコード(MSコード)が表示されるので、2次元バーコードが表示された画面、または専用URLを保存しておく。そしてライブ当日、保存しておいた2次元バーコードを携帯電話の画面に表示し、会場受付に設置されている専用読取機にかざすと入場手続きが完了し、入場できるというもの。1万人規模でのモバイルシステムの利用は今回が初めてという。

バーコードと読取機
携帯電話に表示されている2次元バーコードと専用読取機。読取機はパソコンと接続して利用し、読み込んだ2次元バーコードの情報をパソコン上に表示する。同じバーコードを2度以上利用したり、他の携帯電話で表示したりしても、NGとなり入場できない
入場ゲート
ライブ当日の入場ゲートの様子。入場時には、チケット代わりの携帯電話と、購入した『TOKYO CLASSIC』が必要。入場者は片手にCD、片手に携帯電話を持って入場手続きを行なった。といっても携帯電話を読取機にかざすだけ。最初は皆さん初めての体験に戸惑っていたものの、大きな混乱もなくスムーズに入場できていた
ヘルプデスク
入場ゲート付近にヘルプデスクも用意されていたが、ご覧の通り訪れる人はほとんどなし。トラブルといっても、間違えて2次元バーコード画面を消してしまったとか、携帯電話画面にシール等を貼っていてうまく読み取れないという程度。応募申込時点で入場者の氏名や携帯電話番号、メールアドレス等はすでに登録されているので、身分証明書等があれば照会もすぐに済み、この人たちもすぐに入場できた

三菱商事は、モバイルシンボルの利用方法として、今回のようなコンサートチケットとしての利用のほかに、公共料金等のコンビニエンスストアでの支払いや、乗り物のチケットなどに利用できるとしている。モバイルシンボルは、来春に本格運用が開始されるが、現時点でコンビニエンスストア8000店舗および大手交通機関への導入が決定しており、システム連携を進めているという。三菱商事は、「BluetoothやIrDAを利用した類似サービスは多く提案されているが、携帯電話を利用したサービスで重要なのは、対応機種が市場にどれだけ普及しているかということ。現在、Bluetooth対応機種は少ないが、モバイルシンボルはインターネット対応携帯電話であればキャリアを問わないため、現時点で5000万台が対象となり、多くのユーザーが利用できる」としている。

また、(株)ワーナーミュージックジャパンは、モバイルシンボルを導入した理由について「RIP SLYMEは常に時代性やスピード性を重視したアプローチを行なっており、今回の企画もニューアルバムを購入した先着1万3000人をスピーディーに招待するというもの。このスピード感を実現するにはモバイルシステムが最も適していると感じた。RIP SLYMEは“初めて”が好き。モバイルシンボルも1万人規模での取り組みは今回が初めてということで、われわれからラブコールした」としている。

(編集部 桑本美鈴)


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