このページの本文へ

RIAJ、音楽CDのCD-Rコピーは半年で約1億2000万枚――音楽コンテンツの個人録音の実態調査で

2002年09月20日 16時25分更新

文● 編集部 矢島詩子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(社)日本レコード協会(RIAJ)は19日、一般を対象に、音楽コンテンツ個人録音、およびそれに関わるCD-Rなどの利用実態調査の調査結果を発表した。

調査期間は6月14日から7月3日のあいだで、首都圏・中京・京阪神エリアを中心に行なわれ、サンプルは中学生から大学・専門学校生、20代(学生は含まず)から55歳となっている。

調査目的は「CD-Rに代表されるデジタル音楽コンテンツの個人録音と関連するであろう、中古CD店などの利用状況と消費者の意識などを把握し、今後の対策に資することを目的とする」としている。

調査結果によると、“音楽用に焼かれた”CD-R/RWは、半年間で約1億1800万枚で、年間では約2億3600万枚と推計。よって、国内で一般に流通しているCD-R/RWの約48%が音楽コピーの目的で使用されていると推計されるという。

また、個人録音の経験者は66%を占めており、新品のCDの購入者(53%)を上回っている。さらに個人録音の経験者の中で、新品のCDを購入せずに、レンタルと個人録音だけの経験者が全体の15%、新品CD購入やレンタルの経験がなく、個人録音だけの経験者も9%いたという。

コピーのための音源としては、新品CDからが34%、レンタルCDが40%、友人・知人に借りたCDが25%という割合になっている。

日本レコード協会では、これらの結果より「個人録音の広がりによる新品CDの購入者の減少が今後も大いに懸念される」と分析している。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン