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国立国語研究所、“外来語”の言い換えで中間発表

2002年12月26日 17時12分更新

文● 編集部

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独立行政法人の国語研究所は25日、公共性の強い場で使われている分かりにくい外来語について、言い換えなどを提案する目的で8月に設置した“「外来語」委員会”による第1回の検討結果を中間発表として公表した。第1回は63語が対象で、並行して実施している世論調査の結果を踏まえ、2003年4月ごろをめどに最終発表を行なうとしている。以後、第2回以降も実施し、中間発表と最終発表を半年に1回程度行なう予定(中間発表を6月、最終発表を10月)。

今回発表した63語のうち、IT/コンピューター関連でよく使われている語には以下のようなものが取り上げられている(語/言い換え語例)。

  • アウトソーシング(外部委託/業務委託)
  • アクセス(接続/接近/利用/参入)
  • アナリスト(分析家/分析専門家)
  • インキュベーション(起業家育成・支援/新規事業育成・支援)
  • インタラクティブ(双方向の/双方向性/双方向的)
  • オンデマンド(注文対応/受注対応)
  • コンソーシアム(共同事業体/事業連合)
  • コンテンツ(情報内容/内容/番組)
  • シェア(占有率/市場占有率/分かち合い/共有)
  • スキーム(枠組み/計画)
  • スクリーニング(ふるい分け/選別)
  • セキュリティー(安全性/安全対策/保安)
  • タイムラグ(時間差/時間のずれ)
  • バックオフィス(事務部門/管理部門/事務管理部門)
  • フィルタリング(選別/情報選別)
  • プレゼンテーション(発表/提示/企画提案/提案説明)
  • プロトタイプ(原型/試作モデル/典型)
  • ライフサイクル(生涯過程/一生涯/循環過程)
  • リニューアル(改装/改修/刷新)
  • ワーキンググループ(作業部会)

国語研究所では、中間発表に対する意見の受け付けも開始した。中間発表に対する全般的な意見、個々の提案対象語に対する意見(言い換え候補など)、個々の言い換えに対する提案について、2003年1月末まで、電子メールなどで意見を募集する。

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