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“東京国際アニメフェア2003”が開幕――コンペティションの表彰式に石原都知事登場

2003年03月19日 23時08分更新

文● 編集部 高橋洋子

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アニメーションを主体とした見本市“東京国際アニメフェア2003”が19日に東京ビッグサイトで開幕した。20日までは関係者のみのビジネスデーで、21日と22日が一般公開となる。本日は優秀作品を投票で決定するコンペティション“東京アニメアワード”の表彰式が石原慎太郎都知事出席のもと行なわれた。

石原都知事
石原慎太郎東京都知事

同フェアは、各出展企業による見本市とキャラクターショーや声優のトークライブ、上映会などのイベントおよびコンペティションの3部で構成される。 “東京アニメアワード”では、過去1年間に国内で放映、公開もしくは販売された商業アニメーション作品を対象とするノミネート部門と一般公募作品の2部門が設けられている。

今回、ノミネート部門の最優秀作品賞に選出されたのは、テレビ部門が『花田少年史』、劇場映画部門が『千年女優』、オリジナルビデオ部門が『戦闘妖精雪風』、海外劇場部門が『モンスターズ・インク』。そのほか 個人賞として監督賞に原恵一氏、美術賞に池信孝氏、声優賞が山口勝平氏、脚本賞に大河内一楼氏、キャラクターデザイン賞に藤島康介氏、音楽賞に菅野よう子氏が選出された。

花田少年史
『花田少年史』
千年女優
『千年女優』

公募作品部門は、アニメ作品部門の優秀作品賞が村野守美監督の『小川のメダカ』、神山健治監督の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、吉浦康裕監督の『水のコトバ』。学生部門の最優秀作品賞はジョン・ミンヨン監督の『Say my name』、パイロット部門の最優秀作品賞はリ・マンボク監督の『Doggy Poo』、特別部門の表現技術賞に新海誠監督の『雲のむこう、約束の場所』、新人賞には荒船泰廣監督の『風雲猫忍録』が選出された。

Say my name
『Say my name』
Doggy Poo
『Doggy Poo』
荒船さん
新人賞受賞の荒船泰廣さんは18歳の高校生

途中、プレゼンターに石原慎太郎東京都知事が登場、「アニメは言葉を超えて世界をつなぐ媒体だ。特に若い人達には、人間の感性を伝える新しいメッセージとして世界に広げてくれることを期待する」と挨拶した。

都知事と受賞者のみなさん
石原都知事と受賞者のみなさんが記念撮影

本日はビジネスデーであったが、会場はなかなかの盛況だった。以下、会場の様子をかいつまんでご紹介する。

会場全景
会場全体の様子

コスプレおねえさん(株)アルケミスト『Princess Holiday~転がるリンゴ亭千夜一夜~』のプロモーションをするおねえさん

回転フィギュア
(株)竜の子プロダクション 回るフィギュア

日テレブース
日本テレビのブース アンパンマンとルパン3世

フィギュア
(株)手塚プロダクション アトムや御茶ノ水博士のフィギュア

スタジオジブリ
スタジオジブリ 今夏配給のフランスアニメ『キリクと魔女』を紹介

アニマトリックス
『アニマトリックス』マトリックスのウォシャウスキー兄弟が日本人を中心としたクリエイターと共に制作したアニメーション。6月に世界同時リリース

都知事と水野氏石原知事と映画評論家水野晴郎氏の珍しい2ショット

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