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ライブ!ユニバース、世界初の南極皆既日食中継“LIVE! ECLIPSE 2003”を実施

2003年11月20日 00時00分更新

文● 編集部

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非営利団体のライブ!ユニバースは20日、人類が初めて南極で観測する皆既日食をインターネットで中継するプロジェクト“LIVE! ECLIPSE(ライブ・エクリプス) 2003”を実施すると発表した。24日の朝6時ごろに中継を開始し、太陽が欠け始める6時40分から解説を開始する。皆既日食現象は7時40分ごろの約2分間になるという。

観測中継予定地は“Shackleton Ice Shelf(シャクルトン・アイス・シェルフ)”で、中継当日は現地から、太陽の広角と拡大映像、現地風景などの映像を配信する。観測中の現地の照度や気温などの環境変化をリアルタイムで送信する仕組みを導入することで、映像と別に送信した“エコログ”(気温/湿度/気圧/光/音の5個のセンサーを搭載したハンディーサイズのデータロガー)のデータをウェブのコンテンツのひとつとしてグラフ表示するという。中継と連携して、ウェブページにおいて、月の影が南極大陸の上を移動する様子や、観測地点から見た月と太陽の移動などをリアルタイムでシミュレーションする予定。また、南極越冬隊員だった久保田実氏(独立行政法人通信総合研究所 電磁波計測部門 北極域国際共同研究グループ 主任研究員)をゲストに迎え、南極地域の解説も加えるほか、BGMに故Huge(ヒュージ)氏の音楽を利用するという。

中継を見るには、Quick Time Player、Windows Media Player、RealPlayerのいずれかが必要。現地のデータやシミュレーションの実行にはMacromedia Flashが必要となる。また、松下電器産業(株)のインターネット総合サービス“Panasonic hi-ho”では、IPv6によるストリーミング配信も行なう(Windows Media PlayerとIPv6接続環境が必要)。ちなみに、次回の皆既日食は2021年。

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