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京都府警、ファイル交換ソフト『Winny』による公衆送信権侵害で2男性を刑事告発

2003年11月27日 00時00分更新

文● 編集部

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(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は27日、ファイル交換ソフト『Winny』を利用して著作権者に無断でゲームソフトなどを不特定のインターネットユーザーに送信し得る状態に置いたとして、京都府警察本部ハイテク犯罪対策室、五条警察署が同日、愛媛県松山市の無職の男性(19歳)と、高崎市の自営業の男性(41歳)の自宅を著作権侵害(公衆送信権の侵害)の疑いで家宅捜索したと発表した。

松山市の男性は、自宅のパソコンをインターネットに接続した状態で、任天堂(株)の携帯型ゲーム機『ゲームボーイアドバンス』用のゲームソフト57タイトルを圧縮して1つのファイルにまとめ“(GBA ROM エミュ)0001-0100(J)”のファイル名で、Winnyにより送信可能な状態にしていたとしており、著作権者の公衆送信権(送信可能化権)を侵害した疑いが持たれているという。高崎市の男性は、同様に、アメリカ映画『ビューティフル・マインド』などの映像ソフトをHDDに記録し、不特定のインターネットユーザーに対して送信できる状態にし、著作権者の公衆送信権を侵害した疑いを持たれているという。

ACCSでは、警察からの要請に応え、松山市の男性に関して、ファイル交換ソフトを利用したソフトの送信可能化状況について調査を実施したほか、対象となったソフトが正規のものと同一であるかを確認するなど、捜査に全面的に協力したとしている。なお、松山市の男性について、告訴を行なった企業は、任天堂と(株)ハドソン。

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