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『MSX MAGAZINE 永久保存版2』発売記念イベント“MSXマガジンまつり”がASOBIT CITYで開催!


2003年12月2日

(株)アスキーは11月30日、秋葉原のゲーム・エンタテインメントショップ“ラオックス アソビットシティ”で今月3日に発売となる『MSX MAGAZINE 永久保存版2』の発売記念イベントとして“MSXマガジンまつり”を開催した。協力はラオックス(株)とMSXアソシエーション。このイベントは第1号発売のあとで今年2月にも行なわれており、これが2回目。アソビットシティでは発売日を前に『MSX MAGAZINE 永久保存版2』の先行販売も行なわれていた。価格は2800円。

会場にはバックナンバーがズラリ
会場にはバックナンバーがズラリ
懐かしいなあ
今回も「記念撮影コーナー」は健在
基調講演
アスキー元社長・西和彦氏による基調講演が行われた

11時よりアスキー元社長・西和彦氏による基調講演が行なわれ、今後のMSXプラットフォームの展開について説明がなされた。西氏は2004年のリリースを予定している『MSX-DOS 3.0』に触れ、「2HDをサポート、さらにTCP/IPを実装してインターネットに対応するようになる」と語った。さらに次世代MSXとして、これまでもたびたび話題に上っている1チップMSXについて「カーナビ、HDDレコーダー、DVDプレーヤーなどに組み込みたい」とし、「ネットで常に最新の機能へ書き換えられる“FPGA(Field Prgrammable Gate Array、プログラミングが可能で、プログラムを書き換えることでさまざまなハードウェアをエミュレートできるCPU)”でやりたい」と構想を述べた。そこで気になるのは、いつ形になって姿を現わすかということだが、これについては「2004年内に試作機をリリースする」とのこと。講演は開発中の1チップMSXについての解説に多くの時間が割かれた。

このほか、往年のMSX情報誌『MSX MAGAZINE』の表紙CG作者の大野一興氏(今回の『MSX MAGAZINE 永久保存版2』でも表紙を担当)と元MSX MAGAZINE編集長の田口旬一氏によるトークショーが催された。内容は主に月刊誌発売当時の裏話で、大野氏がCG(コンピューターグラフィックス)に興味を持ったころにはCG作成環境を持つ施設がほとんどなく、人づてに聞き回った末にアメリカや日本国内の大学でやっと触れることができたこと、その中でCG機材を持っていたアスキーとの縁ができて『MSX MAGAZINE』表紙を担当することになった経緯など、CG環境の貧弱な時代の苦労話が語られた。また、担当した当初はNEC『PC-100』でCGを製作していたものの、当時の社長だった西氏に「MSXの雑誌だからMSXで描くべき」と指示され、スペックの向上した“MSX2”機でようやくそれが可能になったこと、MSXの仕様を超える解像度のイラストを描くため画面9枚(縦横3×3)に分けて描き、後から繋げて1枚にするという手法を使ったこと、大野氏のリクエストによってアスキー社内で多くのツールが製作されたことなど、思い出話を披露。

展示スペースでは『MSX MAGAZINE 永久保存版2』で受賞作が発表されたプログラムコンテストの授賞式、また大野一興氏によるMSX実機でのイラスト製作実演などのミニイベントも催された。

会場には前回に続き、MSX機の数々が展示。『MSX MAGAZINE 永久保存版2』の付録でもあるMSXエミュレーター『MSXPLAYer』の新バージョンのデモも実施された。エミュレーターはWindowsのほか、日本ヒューレット・パッカード(株)の『iPAQ』日本電気(株)の『sigmarion III』などWindows CEを搭載するPocket PCで動作しており注目が集まっていた。さらにMSXエミュレーター『openMSX』を『Lindows OS』上で動作させるデモも目を引いていた。

WindowsでMSXのゲームカートリッジをプレイできるUSB接続のインターフェース『MSXゲームリーダー』も出展、米Cybernet Manufacturing社のキーボード一体型パソコン『KeyPaso』と『MSXPLAYer』をセットにした、MSX20周年記念モデル『MSXPC 20th Anniversary Model』と共に予約受付が行なわれていた。なお、これらは“アスキーストア”でも予約を受付中だ。



松下製
展示されていたMSX機。こちらは松下電器産業(株)製
ソニー製
(株)ソニー製歴代MSX機
東芝製
(株)東芝製歴代MSX機
ヤマハ製
ヤマハ(株)製歴代MSX機
そして三洋/三菱/日立製
三洋電機(株)/三菱電機(株)/(株)日立製作所製MSX機
各世代のプロトタイプ
MSX2、MSX2+のプロトタイプ
富士通
フィリップス
DAEWOO
こんなメーカーも作っていた、という3機種。それぞれ富士通(株)、オランダ フィリップス社、韓国DAEWOO(大宇)社。
アルプスのタブレット
周辺機器の展示も。アルプス電気(株)のタブレット
トラックボール
周辺機器の展示より、メーカー自体懐かしさでいっぱいのトラックボール
ヤマハのキーボード
周辺機器の展示より、ヤマハ製キーボード

『MSXPLAYer』のデモ
『MSX MAGAZINE 永久保存版2』の付録でもあるMSXエミュレーター『MSXPLAYer』のデモ
Windows CE版
『MSXPLAYer』Windows CE版
『MSXゲームリーダー』とMSX20周年記念PC『MSXPC 20th Anniversary Model』
USB接続の『MSXゲームリーダー』とMSX20周年記念PC『MSXPC 20th Anniversary Model』。予約受付が実施された

『openMSX』のデモ
現在開発中
『Lindows OS』上で動作するエミュレーター『openMSX』

トークショーその1
MSXファンお馴染みのソフトハウスであるボーステック(株)の鈴木直人氏のミニトークショー。司会はMSXアソシエーションの横居氏
トークショーその2
『MSX MAGAZINE』表紙CG作者の大野一興氏によるMSX実機を使用したGC実演。なんとディスプレー上で一発描き!
トークショーその3
漫画家・すがやみつる氏によるミニトークショー
トークショーその4
大野一興氏と元MSX MAGAZINE編集長田口旬一氏のトークショー。当時の思い出話と苦労話に会場は湧いていた

(編集部 水野輝夫)


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