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アッカ・ネットワークスの顧客情報201名分が流出

2004年03月25日 14時15分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)アッカ・ネットワークスは25日、同社のADSLサービスへの加入申し込み時に入力された顧客情報のうち、201名分の情報が外部に流出していることを認め、同社ウェブサイトでお詫びと説明のページを掲載している。

アッカ・ネットワークスのウェブサイト
アッカ・ネットワークスのウェブサイト。中央下にお詫びと説明のページへのリンクが設けられている

同社広報に電話取材したところ、今月22日に朝日新聞記者が入手したと言う201名分の個人情報リストの照会依頼を受け、翌23日までに201名分の情報が同社の管理する顧客情報と合致することが判明した。ただし、朝日新聞記者がどのような経路で入手したかについては不明。また、照会依頼を受けた個人情報リストには、氏名/郵便番号/住所/電話番号/申し込み時の連絡先メールアドレス/性別の情報が含まれていたが、アッカでは性別についての情報収集を行なっていないため、情報の加工が行なわれた可能性もあるという。現在、情報流出の範囲、流出経路などについて調査を行なっている。

これを受けて同社では、本件に関する専用窓口として“お客様問合せ窓口”(電話0120-140-107、受付時間 9時~21時)を設置し、個別の問い合わせに対応している。また、顧客情報データベースへのアクセス制限の強化、管理体制の強化、アクセスログの監視体制の強化に加えて、新規に高セキュリティーエリアを社内に設置するなどの対策/再発防止策を講じると説明している。これは、従来から同社のセキュリティーポリシーに基づくアクセス制限を行なっていたが、データベースにアクセス可能なユーザー数(従来は派遣社員を含む466名)を66名に限定し、データの一括ダウンロードや編集に関しては、高セキュリティーエリア内の端末でのみ可能とする(エリア外でのデータベースアクセス可能な端末では、1件単位での参照のみ可能)というもの。

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