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日本IBM、“ThinkVantage事例セミナー”を開催!

2004年04月24日 19時41分更新

文● 編集部 小板謙次

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日本アイ・ビー・エム(株)は23日、都内で“ThinkVantage事例セミナー”を開催した。“ThinkVantage”とは、ThinkとAdvantageからとった造語。企業の変革を支える上でPCに不可欠な機能と価値を提供していこうという同社の戦略ベースとなるものだ。セミナー前に開催された記者説明会でPC&プリンティング事業部長の向井宏之氏は、まず1980年以降の企業のワークスタイルについて触れ、オフィスやシステムが分散型に移行する一方で、情報は統合へ向かった流れを紹介した。同社では、これらの企業の変革を支えていくものはクライアントPCであると話した。また、その考えのもとに今年1月から世界中のIBMがPCやプリンター、PDA、などの事業を組織的に一本化していることを紹介した。

PC&プリンティング事業部長の向井宏之氏
PC&プリンティング事業部長の向井宏之氏。「昨年からPCの市場は活気づいてる。特に企業向けの市場が伸びている」
セミナーで紹介された国内のIT投資は3年ぶりにプラス成長へ移行するとするデータ(IDC Japan)
セミナーで紹介された国内のIT投資は3年ぶりにプラス成長へ移行するとするデータ(IDC Japan)。時に今年は、企業のPCのリプレースが盛んになる当たる年
企業のワークスタイルは、オフィスやシステムが分散型に移行する一方で情報は統合へ向かった
企業のワークスタイルは、オフィスやシステムが分散型に移行する一方で情報は統合へ向かった

向井氏はThinkVantageについて「PCのスペックはよりも、実際にはそれを使う上で何が使いやすいか、どんな効果がでるかが重要。したがって、活用に不可欠な機能を顧客にとっての価値として提供したいと考えている」と基本的な考えについて説明した。その顧客の価値として紹介されたのが、ワイヤレス、セキュリティー、バックアップ、(システム)移行、デザインなどのThinkPadに盛り込まれたテクノロジー。「ワイヤレス(環境)はあるかないかではない。絶対に確実に、簡単につながる。どこにいるかを意識しないでもつなぐことができるのが重要」としてThinkPadの“高感度ウルトラ・コネクトアンテナ”について紹介。またバックアップでは、本人が意識せずに自動的にバックアップする機能やボタンを押すだけで復旧できる機能“IBM Rescue and Recovery with Rapid Restore”などを強調した。さらに、企業にとって一番大きな問題として紹介されたのが(システム)移行の問題だ。「PCの進化が早いなかでシステムの入れ替えは必ず発生する。その時に業務処理のデータファイル、業務処理自身を簡単に移行することができる、しかも短時間で費用をかけずに移行できることが重要だ」と話し、これを実現する“SMA(System Migration Assistant)”について紹介、ほかにパソコンが落下したことをパソコン自らが感知してプロテクションをかける“HDD Active Protection”もアピールした。

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