梅雨だというのに猛暑のこの日だったが、あいにく富士山頂は雲に隠れていた |
富士急行(株)は9日、同社が経営する静岡・表富士(裾野市)のファミリーリゾート施設“ぐりんぱ”内の新テーマパーク“シルバニアビレッジ”、および山梨・富士吉田のエンタテインメント施設“富士急ハイランド”の新アトラクション“トンデミーナ”“ハムハム どきどき!おうこく:ゆらゆら海のハムSHIP”“超・戦慄迷宮(バージョンアップ)”のプレス向け内覧会(プレスプレビュー)を行なった。各施設の稼動開始日時は以下の通りで、いずれも今月中に正式オープン/サービス開始する。
- “シルバニアビレッジ”
- ぐりんぱ内に新設された“シルバニアファミリー”のテーマパーク
- 今月24日オープン
- 入園料:800円(大人)/500円(小人・シニア)
- 施設利用料:無料もしくは300~500円
- “トンデミーナ”
- 富士急ハイランドの新アトラクション
- 今月10日サービス開始
- 施設利用料:800円(フリーパスで乗車可能)
- “ゆらゆら海のハムSHIP”
- “ハムハム どきどき!おうこく”(※1)に新設されたアトラクション
- 今月10日サービス開始
- 施設利用料:500円(フリーパスで乗船可能)
- “超・戦慄迷宮(バージョンアップ)”
- 富士急ハイランドの新アトラクション
- 今月10日サービス開始
- 施設利用料:500円(フリーパスでは入館不可)
※1 “ハムハム どきどき!おうこく” 富士急ハイランド内に用意された“とっとこハム太郎”がテーマのファミリーエリア
富士山顔!? のオリジナルキャラクター
“ののはなウサギ”がお出迎え
シルバニアビレッジには、このようなファンタジックな家が並び、中に入ってシルバニアファミリーの世界を体験できる |
富士急行の代表取締役社長の堀内光一郎氏 |
プレスプレビューのツアーで最初に訪問した“シルバニアビレッジ”は、(株)エポック社が20年前から展開しているうさぎの家族のキャラクター“シルバニアファミリー”をモチーフにしたテーマパーク。富士急行の代表取締役社長の堀内光一郎氏は、「ぐりんぱは、リニューアルする前の旧日本ランドの設立から35年目にあたる。シルバニアファミリーも20年の歴史があり、昔遊んだ人には懐かしく、始めてみる人にも愛らしい、親子3代が楽しめるテーマパークとして取り組んだ。“フジヤマリゾート”(ぐりんぱ、人工スキー場“Yeti(イエティ)”、ゴルフパーク“Bandi(バンディ)の富士山南麓のリゾート施設群の総称)オリジナルのキャラクターとして、エポック社には口周りが富士山の形をしている“ののはなウサギ”も作ってもらった。この施設を作ったきっかけは、昨年3月にシルバニアの地図を見ていて日本ランドに似ていると気づき、本物の体感できるシルバニアファミリーのテーマパークを作りたいと、エポック社に企画を持ちかけた」と開発の経緯を説明した。
シルバニアファミリーのオリジナルキャラクター“ののはなウサギ”。鼻の周りの白い部分をよく見ると、富士山のシルエットが見える |
IT的なものとは無縁に思えるが、写真館を覗いてみたらそこには見慣れたパソコンやデジタルカメラ!! ここにもIT化の波は着実に来ているのか!? カメラはニコンの『D100』で、画像合成ソフトはWindowsベースのオリジナルアプリケーションだという。携帯電話で撮影した画像のプリントアウトサービスも行なっている |
施設内には、シルバニアファミリーが住まう家を模して、中で遊んだり写真を撮って楽しめるハウスがならび、携帯電話で撮影した画像、もしくは施設内のスタジオで撮影した合成画像(シルバニアファミリーの世界に自分が飛び込んだようなコラージュ)をプリントアウトする有料サービスが用意されている。そのほか、観覧車やキャンプ場(全天候対応バーベキュー場あり)も併設し、家族で訪れて泊りがけで楽しめるようになっている。
ITではないが、ちょっと気に入ったもの。“赤い屋根のおうち”にある、手回し洗濯機のおもちゃだが、窓の外をよく見るとシャボン玉が飛んでいる。これは外にあるシャボン玉発生器と手動のハンドルが連動しているため |