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【CEATEC JAPAN 2004 Vol.4】ハイビジョン映像を“個人”で“見る”“撮る”“作る”ための製品をズラリ揃えたソニーブース


2004年10月5日

CEATEC JAPAN会場のホール1〜5の“デジタルネットワークステージ”は、デジタル家電やモバイルネットワークを中心とした“ホーム&パーソナルゾーン”と、企業向けネットワークシステムやネットワークコンピューティングプラットフォームを中心とした“ビジネス&ソサエティゾーン”の2部構成となっている。


ソニーブースのプレゼンテーションより。左から、“type X”『VGX-X90P』、デジタル放送拡張ユニット『VGP-DTU1』、フルHD対応液晶ディスプレー『VGP-D23HD1』

ソニー(株)/ソニーマーケティング(株)のブースでは、“ハイビジョン”をテーマとした展示をブース中央で展開、ハイビジョン映像を“見る”製品にとどまらず、録画から撮影、編集までさまざまな製品を紹介している。中でも大々的に紹介されていたのは、5日に発表されたばかりの“VAIO”の“type X”と関連製品の数々だ。


“写真左下に置かれているのがtype X”『VGX-X90P』。テレビ視聴操作はリモコンで行なう

“type X”『VGX-X90P』は、ホームサーバーをコンセプトとしたデスクトップパソコン。合計7つのTVチューナーと1TBのHDDによる6番組同時・約1週間分の録画を実現した“タイムマシン機能”、LAN経由でほかの部屋にある“VAIO”シリーズ製品やネットワークメディアレシーバー『ルームリンク』を接続したテレビから“type X”に録画/蓄積されている番組を呼び出し、視聴する“ホームサーバー機能”などを搭載する。

本機内には、1基盤に3つのチューナーを備えるMPEG-2エンコーダーユニット“X3ビデオサーバーユニット”を2枚と、TVチューナー付きMPEG-2エンコーダーカードを1枚内蔵する。このユニットは、Windowsを起動することなく動作し、パソコン本体の電源がオフの状態でも録画を続けることが可能だという。なお、TVチューナーはいずれも地上アナログ放送用のもので、本機単体ではデジタル放送の録画はできないが、後述の拡張ユニットやデジタルチューナーと組み合わせることにより、i.LINK接続でのデジタル放送録画も可能となる。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は52万円前後。スペックのカスタマイズが可能なソニースタイルモデル(『VGX-X90PS』)の販売価格は35万3800円から。


『VGP-DTU1』

“type X”や“type R”と組み合わせて利用する『VGP-DTU1』は、地上/BS/110度CSデジタル放送の視聴/録画用の拡張ユニット。パソコンと接続してデジタル放送の録画が可能なほか、テレビ(D4端子経由)またはパソコン用ディスプレー(DVI接続)にデジタルハイビジョン品質の映像を出力できる。7つのTVチューナーを搭載するtype Xだが、デジタル放送用のユニットに関しては標準搭載にせず、拡張ユニットとして本体から切り離した形。この点について同社は、パソコン本体のサイズや価格面、必要に応じてユーザー側で機能を追加できるようにすることを考慮した結果だとしている。

HDCP対応ディスプレーにのみフルHD画質での出力が可能。これ以外のディスプレーを接続した場合は、SD画質での表示となる。また、変換コネクターを使用すればアナログRGB接続も可能だが、HD画質での出力はできない

パソコンとの接続はi.LINKで、著作権保護(HDCP)がかかったデジタル放送の場合は、パソコン本体側まで保護がかかった状態で伝送してから視聴や録画をできる状態にして出力する。また、HDDに記録するときはパソコン上で独自の暗号化を行ない、録画したデータを再生するときは、再度HDCPをかけてVGP-DTU1側に伝送するという仕組みとなっている。現在のところ、録画した番組は外部の光ディスクメディアに移動することはできないが、この点についてブースでの説明では、ハイビジョン映像の容量に耐えうる光ディスクメディアの普及や著作権保護との兼ね合いをクリアしつつの「今後の課題」になると述べている。


中央のディスプレーが『VGP-D23HD1』。なお、写真のコーナーは“type R”を活用したハイビジョン映像の編集機能紹介スペース

さらに、VGP-DTU1とセットでぜひとも使ってみたいのが、フルHD対応の液晶ディスプレー『VGP-D23HD1』だ。同社はハイビジョン対応テレビとして“WEGA”シリーズを展開しているが、VGP-D23HD1は“VAIO”ブランドを掲げたパソコン用の液晶ディスプレー。「今ある技術で最高のパソコン用ディスプレーを作る」という目標のもとに開発されたというこの製品は、パネルサイズが23インチ、表示解像度はフルHD画質の解像度を上回る1920×1200ドットで、ハイビジョン映像をダウンコンバートすることなく表示できる。また、バックライト部に赤・青・緑の3色のLEDを使用するLEDバックライトシステム“トリルミナス”を採用することで、従来の液晶ディスプレーよりも高い色再現性を実現しているという。入力端子も、DVI-D(HDCP対応)/アナログRGB/D4/S-VIDEO/コンポジット映像と豊富で、単なるパソコン用ディスプレーとしてではなく、さまざまな映像機器に対応可能だ。

なお、価格はいずれもオープンプライスで、予想実売価格はVGP-DTU1が8万円前後、VGP-D23HD1が40万円前後。

“デジタルハイビジョンハンディカム”『HDR-FX1』の体験スペース
頭上には撮影中の映像が映し出されるモニターディスプレーが配置されており、ハイビジョンカメラの高画質をその場で体感できる

また、“VAIO”コーナーの反対側のハイビジョン画質での撮影が可能な“デジタルハイビジョンハンディカム”『HDR-FX1』のコーナーでは、頭上に設置されたモニターディスプレーと併せて、ハイビジョン画質での映像撮影を実際に体験できるようになっている。同製品は、ハイビジョン撮影用のDVフォーマット“HDV”に対応した製品で、1080i/アスペクト比16:9での撮影が可能。カールツァイス“バリオ・ゾナーT*”レンズ、1080i対応HD CCD×3で構成される3CCDカメラシステムなどを装備する。

価格はオープンプライスで、予想実売価格は40万円程度と、“民生用”としては高価な製品ではあるが、多くの放送局が採用する1080iのハイビジョン映像の撮影が個人でも楽しめるという点は魅力。そのためか、体験コーナーには非常に多くの入場者が集まっていた。


ハイビジョンデジタル放送用録画機器としては“type X”のほかに、Blu-rayビデオレコーダー『BDZ-S77』が紹介されていた

(編集部 内田泰仁)


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