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ソニー・コンピュータエンターテインメント、『グランツーリスモ4』の完成披露会を開催――発売は12月3日

2004年11月09日 23時29分更新

文● 編集部 小西利明

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GT4の数々の新機軸について語る、開発元ポリフォニー・デジタル プレジデント、“グランツーリスモ”シリーズプロデューサーの山内一典氏右はパッケージ写真
GT4の数々の新機軸について語る、開発元ポリフォニー・デジタル プレジデント、“グランツーリスモ”シリーズプロデューサーの山内一典氏。右はパッケージ写真

ソニー・コンピュータエンタテインメント(株)は9日夜、明治神宮外苑の聖徳記念絵画館にて、12月3日に発売されるプレイステーション2(PS2)用ゲーム『グランツーリスモ4』(GT4、価格は7300円)完成披露会を開催。1000人近い来場者を前に、シリーズプロデューサーの山内一典氏により、既存のレースゲームの概念を打ち破るGT4のさまざまな魅力が披露された。会場となった聖徳記念絵画館は、大正15年に創建された石造りの美しい建築物。夜間のイベントに備えてライトアップされた絵画館の前には、ゲーム中に登場する数々の車が計21台も並べられ、会場の前からすでに来場者の度肝を抜く趣向が凝らされていた。

荘厳な絵画館が派手にライトアップされ、会場前には21台ものレースカーや最新乗用車が並んだ

披露会の冒頭では、F1中継のメインテーマでお馴染みのポップインストゥルメンタルバンド“T-SQUARE”によるGT4のメインテーマの生演奏が披露され、続いて山内氏が登壇し、GTシリーズの変遷からGT4の全貌についてのプレゼンテーションが行なわれた。1997年発売のプレイステーション用『グランツーリスモ』ではCD-ROM 1枚で650MBの容量だったのが、GT4では2層式DVD-ROMを9GBも使うというビッグゲームにまで成長している。80メーカー、収録車種は700台以上、走行できるコースも50コースと、圧倒的な規模を誇る。

コクピットから見たメインのレース画面。市街地コースの町並みは実に美しい 80メーカー700車種以上もの車が登場するため、車の分類・検索機能も充実している。画面はメーカーごとの分類
コクピットから見たメインのレース画面。市街地コースの町並みは実に美しい80メーカー700車種以上もの車が登場するため、車の分類・検索機能も充実している。画面はメーカーごとの分類
ゲーム画面はすべて制作途中のものです / (c)Sony Computer Entertainment Inc. All manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved. Any depiction or recreation of real world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties.
GT4の目玉の1つ、F1ヨーロッパGPでもお馴染みのニュルブルリンクサーキットが収録された。コース上に書かれたマーキングまで再現するこだわりがすごい
GT4の目玉の1つ、F1ヨーロッパGPでもお馴染みのニュルブルリンクサーキットが収録された。コース上に書かれたマーキングまで再現するこだわりがすごい

しかし今までのレースゲームにないGT4の特徴は、そうしたレースゲームとしての“ドライビングの楽しさ”の追求だけでなく、「車を巡る楽しみの他の部分にも目を向けた」(山内氏)、新しい遊び方にある。それが“フォトモード”と“Bスペックモード”だ。

もともとGTシリーズは、走るだけでなく“走る車を眺めて楽しむ”要素がリプレイ機能で盛り込まれていたが、フォトモードはそれをさらに突き詰めたものだ。フォトモードでは好きなコース(50コース+フォトモード専用15コース)に好きな車を配置して、その車のデジタル写真を撮るモードである。ゲームのようなリアルタイム描画ではないが、PS2の演算パワーを駆使して、テレビの解像度を超える高解像度の静止画がレンダリングされる。その美しさには思わずため息が出るほどだ。しかもエプソンのカラリオシリーズ(対応機種はオフィシャルサイトを参照)をPS2に接続すれば、レンダリングした画像をプリントアウトできるほか、PS2のUSB端子にUSBメモリーデバイスをつなげて、レンダリング画像をコピーし、パソコンで参照したりすることもできる。

フォトモードの操作画面。車やカメラの配置、撮影できる場所は限定されているが、その範囲なら自由に配置できる。カメラに関する設定も、簡単なモードから詳細なモードまで用意される
フォトモードの操作画面。車やカメラの配置、撮影できる場所は限定されているが、その範囲なら自由に配置できる。カメラに関する設定も、簡単なモードから詳細なモードまで用意される
フォトモードで撮影された画面のサンプル。縮小してお届けするのが残念なほど美しい。こんな写真が自分で撮れるのは、車好きにはたまらない。渋谷109前なんてロケーションもある

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