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ソフトバンク、“iモードサイト大賞2004”の結果を発表――「野球球団を買う企業がiモード業界から出るだろう!」

2004年12月02日 19時21分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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ソフトバンク パブリッシング(株)の1日、同社の携帯電話月刊専門誌『iモードスタイル』が主催する“iモードサイト大賞2004”の審査結果を発表した。同アワードは、“その年の最も優秀なiモードサイトを表彰する”という趣旨のもとで開催され、今年で4回目となる。入賞サイトは、編集部/ライターがあらかじめ選出した120サイトを対象に一般投票(11月1日~19日)を行ない、さらに“iモードの生みの親”として知られる松永真理氏ほか5名による審査会を経て決められる。協賛は日本電気(株)と富士通(株)、協力は(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとヤフー(株)。

審査結果発表会より
審査の結果発表会より。壇上で乾杯の音頭をとっているのは公式サイト総合大賞1位を受賞したネットプライス代表取締役社長の佐藤輝英氏。手前は、審査員の1人、タレントの磯山さやかさん
審査結果を読み上げる松永真理氏
審査結果を読み上げる松永真理氏

今年の“公式サイト総合大賞1位”は、(株)ネットプライスの“ちびギャザ”が受賞した。同サイトは、購入者数に応じて価格が下がっていく“ギャザリング”システムを特徴としたECサイトで、iモード/EZweb/ボーダフォンライブ! 向けに運営されている。

そのほかの審査結果は以下のとおり。今年から、“話題の人賞”と“流行語賞”が併設され、それぞれ松下電器産業(株)の『P900i』とそのアクセサリー『カスタムジャケット』をデザインした石川善都氏、NTTドコモの“iモード災害用伝言板”が受賞した。



公式サイト総合大賞1位
ネットプライス/ちびギャザ
公式サイト総合大賞2位
(株)ドワンゴ、(株)コンポジット/いろメロミックス
公式サイト総合大賞3位
(株)スクウェア・エニックス/ファイナルファンタジーi
新人賞
レーベルモバイル(株)/レコード会社直営サウンド
話題賞
(株)スクウェア・エニックス/ファイナルファンタジーi
900i賞
(株)エクシング/動画deポケ声
松永真里審査委員賞
(株)ゼイヴェル/girls shopping
いとうせいこう審査委員賞
ネットビレッジ(株)/リモートメール
久保恵子審査委員賞
(株)角川デジックス、バンダイネットワークス(株)/ 文庫読み放題
磯山さやか審査委員賞
(株)ジー・モード/Get!!プチアプリ
一般サイト賞
ヤフー(株)/Yahoo!モバイル
話題の人賞
松下電器産業/P900i&カスタムジャケットのデザイナー 石川善都氏
流行語賞
NTTドコモ/iモード災害用伝言板
審査員のいとうせいこうさんと、同じく久保恵子さん
審査員のいとうせいこうさんと、同じく久保恵子さん
ネットプライスの佐藤氏
ネットプライスの佐藤氏

1日夜には、六本木のイベントスペースで審査の結果発表会が行なわれ、アワードにノミネートされたコンテンツプロバイダーの代表などが出席した。公式サイト総合大賞1位を受賞したネットプライス代表取締役社長の佐藤輝英氏は、「現在月商で5億円。ケータイで5億円のモノが売れるようになってきた。iモードというメディアインフラのパワーを感じているし、まだまだ色々なビジネスチャンスがあるだろう。来年も話題を呼ぶビジネスモデルがさまざまな企業から出てくると思うが、引き続き受賞できるよう我々も頑張りたい」と喜びを述べた。

審査委員長の松永氏は、コンテンツプロバイダー各社の代表を前に、「ネットプライスが月商5億円というのを聞いて、『iモード業界から野球の球団を買う企業が出てくるだろう』と審査員控え室で話をしていた。本当に、心強いと思う。この中から、そういう会社がたくさん出て、サイトが熱気を帯びていくと面白い」と総括した。



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