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エプソンダイレクト、液晶リアプロTVの画質を体験する展示会“エプソン大画面テレビ体感フェア”を東京と横浜で開催
2004年12月17日
エプソンダイレクト(株)は17日より19日まで、東京の恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルームと、横浜の横浜ワールドポーターズにて、セイコーエプソンが開発・製造し、同社が販売する大画面液晶プロジェクションTV“LIVINGSTATION”の展示会“エプソン大画面テレビ体感フェア”を開催する。同展示会は10月1日より全国17都市で開催されていたもので、今回の東京と横浜で最後となる。ここでは東京での展示会の様子と、LIVINGSTATIONの機能、画質についてレポートする。
LIVINGSTATIONシリーズは、いわゆる“液晶リアプロTV”と呼ばれる背面投影式のプロジェクションTVで、国内では5月31日より直販方式で販売されている。57インチ(57V型)の『ELS-57P1』(47万8000円)と、47インチ(47V型)の『ELS-47P1』(35万8000円)がラインナップされている。本体内蔵のTVチューナーはアナログ地上波のみ対応だが、DXアンテナ(株)の地上・BS・110度CS放送対応デジタルハイビジョンチューナー『DIR-301』をセットにしたモデルも販売されている(スペックは後述)。
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47インチの『ELS-47P1』。日本では1番よく売れるモデルとのこと。価格は35万8000円 |
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50インチ以上のサイズで、インチ1万円以下を実現した『ELS-57P1』。価格は47万8000円 |
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液晶リアプロTVと言えば、米国では家庭向け大画面TVの主流として、低価格を武器に多くの製品が販売されている。実際LIVINGSTATIONも、米国では日本より先行して販売されていた。しかし日本市場の大画面TVは液晶TVやプラズマTVが主流で、液晶リアプロTVは以前から手がけていたソニー(株)製品以外はほとんど見かけない。液晶リアプロTVは大画面液晶TVやプラズマTVに比べて、インチ当たりの価格が安価という利点がある。しかし液晶パネル上に表示した映像を投写レンズとミラーを使ってフロントパネルに拡大投影して表示する仕組み上、どうしても画面の鮮明さや輝度に欠ける傾向がある。そのため画質に対する要求の高い日本市場では、受け入れられない製品と言われ続けてきた。しかし最近の液晶リアプロTVは画質も向上していて、同社だけでなく三洋電機(株)が55インチ級の製品を発売したほか、三菱電機(株)なども日本市場への製品投入を準備している。
新世代の液晶リアプロTVの先陣を切って販売を開始したと言えるLIVINGSTATIONだが、同社ではLIVINGSTATIONの販売を、基本的に直販サイトでのダイレクト販売に限定しており、家電量販店などには置かれていない。この理由については、液晶リアプロTVという製品への理解が販売店へ浸透しているとは言えない状況であり、製品の特徴を十分に説明できないためとしている。そのため全国11カ所のエプソンのショウルームやホテルにて常設展示を行なう(一部では店頭での購入申し込みも可能)という展示方法をとっているが、それに加えて一般向けの展示イベントを行ない、実際にLIVINGSTATIONの品質を体験してもらうのが今回の展示会というわけだ。
LIVINGSTATIONの最大の利点は、なんと言ってもその価格にある。50インチ超のプラズマテレビは安くても60万円以上、液晶テレビでは40インチ前後でも50万円以上するのに対し、ELS-57P1は57インチ級で50万円未満である。また画面サイズのわりに重量が軽く(ELS-47P1で約48kg)、消費電力(180W程度、最大280W)や発熱も少ないという利点もある。懸案だった画質も、実際に展示品を見る限り、光量のムラやフォーカスの甘さ、色調の悪さなどは見られず、デジタル放送の視聴やDVD映像の鑑賞にも十分な品質を持っていると感じた。左右の視野角は120度程あるので十分だが、上下方向は60度程度なので、上下の視野角のずれには少々弱い。解像度は1280×720ドットで、720pのハイビジョン映像をそのまま表示できる(1080iは縮小表示)。また本体前面のVGA端子から、パソコン映像を表示することも可能だ。
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LIVINGSTATIONの心臓たる光学エンジン部。47インチと57インチで共通。写真左上側にRGBの3枚に分かれた液晶パネルがセットされ、3枚の液晶パネルの映像を1つに合成して、投写レンズから投影する。右側は投影用のランプユニット |
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巨大な凸面を持つ投写レンズ。左上の3つのフレキケーブルがつながっている基盤が、RGBそれぞれの液晶パネルを持つ回路 |
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またプリンターのエプソン製品らしい特徴として、LIVINGSTATIONは昇華型カラープリンターを内蔵する。デジタルカメラで撮影した画像を、本体内蔵のメモリーカードスロットから読み出して画面に表示するほか、はがきかL判サイズの用紙に印刷できる。
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ELS-57P1の前面左側。昇華型カラープリンターが内蔵され、ふちなしのカラー写真印刷が可能 |
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プリンターの右側には、操作系のパネルを挟んでランプユニットが収められている。ランプは1万時間程度(約6年)の使用が可能で、寿命が近づいたら交換する |
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プリンターの上側にはメモリーカードスロットが並ぶ。対応メモリーカードはコンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティック(PRO非対応)、SDメモリーカードなど |
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付属のリモコン。TVやデジカメ画像表示のほか、他社製DVDプレーヤーの操作にも対応する |
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日本では今ひとつ知名度が低く、逆に少し詳しい人には“画質がイマイチ”と言うネガティブイメージが先行しているリアプロだが、フロントプロジェクション方式の液晶プロジェクターは、大画面を低価格で実現するホームシアター向け商品として静かな人気を誇っている。液晶リアプロTVも映像エンジン部分は同じ技術を用いているわけで、大画面を手軽に楽しむ製品としては、今後評価が高まる期待がある。機会があればぜひ実物でその画質を体験していただきたい。
LIVINGSTATIONの主な仕様
| 製品名 |
ELS-47P1 |
ELS-57P1 |
| 価格 |
35万8000円 |
47万8000円 |
| 画面サイズ |
47インチ |
57インチ |
| 表示サイズ(W×H) |
104×58.5cm |
126.2×71cm |
| 有効画素数 |
1280×720×3(RGB別) |
| コントラスト |
800:1(暗室での最大時) |
| 映像入力端子 |
S/コンポジットビデオ×3、D4端子×2、コンポーネント×1、DVI×1、VGA×1、VHF/UHF×1 |
| 出力端子 |
ビデオ×1、音声(L/R)×1など |
| サイズ(W×D×H) |
116.1×37.7×87.9cm |
138.2×41.3×100cm |
| 本体重量 |
約48kg |
約56kg |
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(編集部 小西利明)
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