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【2005 CES Vol.5】試作機を各社が展示のBlu-ray、ハリウッド映画でアピールのHD DVD――次世代DVD規格 仁義なき戦い@CES


2005年1月9日

映画タイトルをずらりと並べ、コンテンツでの先行をアピール HD DVD陣営

“2005 International CES(Consumer Electronics Show)”で注目の分野はいくつかあるが、中でも2陣営に分かれて激しいつば迫り合いを繰り広げているのが次世代DVD規格争いだ。(株)東芝/日本電気(株)などが主導する“HD DVD”陣営と、ソニー(株)/松下電器産業(株)/オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社などによる“Blu-ray”(BD)陣営は、各社のブースや陣営のプロモーションブースなど対応機器の試作品を展示。“フルHD”対応のデジタルTVが多数出展されていたことも合わせると、いよいよ映像コンテンツもHDクオリティー化の時代が迫っていることを実感させた。ではそれぞれの陣営の展示について見ていこう。

HD DVD陣営のプロモーションブース。映画の宣伝ムービーを盛んに放映し、コンテンツ面でのリードをアピールしていた
HD DVD陣営のプロモーションブース。映画の宣伝ムービーを盛んに放映し、コンテンツ面でのリードをアピールしていた
ブースの側面には映画のポスターがずらりと並ぶ。昨年末公開されたばかりの映画や、これから公開予定の映画もHD DVD向けにラインナップされている
ブースの側面には映画のポスターがずらりと並ぶ。昨年末公開されたばかりの映画や、これから公開予定の映画もHD DVD向けにラインナップされている

HD DVD陣営はBD陣営に比べるとハードウェア製造メーカーが少なめであり、そのためHD DVD対応のプレーヤー/レコーダー試作機の出展数ではBD陣営に水をあけられた感もあった。しかしそれを覆したのが、米タイムワーナー社を中心としたHD DVD陣営の支持を表明している映画会社による、HD DVD向け映画コンテンツの発表であった。HD DVD陣営のプロモーションブースにはすでに公開済みの映画多数はもとより、これから公開される映画(6月公開予定の『BATMAN BIGINS』など)のポスターも並べられ、“Also Comming on HD DVD!”(HD DVDで登場!)の文字が踊っていた。

ハードウェアについては、まず再生専用機の試作機を東芝や三洋電機(株)が出展。いずれも製品化を見込んだレベルの試作機で、発売は2005年内を目指しているという。また東芝は自社ブースで、“HDD/HD DVDレコーダー”のコンセプトモデルも出展していた。レコーダーが先行してすでに登場しているBD陣営と比べると、“まずは再生装置ありき”で進んでいるのが明確である。

東芝のHD DVDプレーヤー試作機
東芝のHD DVDプレーヤー試作機
東芝が自社ブースで展示していたHDD/HD DVDレコーダーのコンセプトモデル
東芝が自社ブースで展示していたHDD/HD DVDレコーダーのコンセプトモデル
三洋電機のHD DVDプレーヤー試作機。ちなみに奥行きは横幅とほぼ同等くらいあり、かなり大きい
三洋電機のHD DVDプレーヤー試作機。ちなみに奥行きは横幅とほぼ同等くらいあり、かなり大きい
三洋のHD DVD/DVD/CD対応光ピックアップ。2005年量産出荷モデルとあり、コアコンポーネントの開発も順調なことをうかがわせた
三洋のHDVD/DVD/CD対応光ピックアップ。2005年量産出荷モデルとあり、コアコンポーネントの開発も順調なことをうかがわせた

パソコン用のドライブ装置では、東芝のブースに厚さ12.7mmのノートパソコン用HD DVD-ROMドライブが展示されているのが目を引いた。2005年の後半に登場の予定。またNECはすでにHD DVD/DVD/CDに対応するパソコン用ドライブを発表している。一方で記録型のパソコン用ドライブの展示は残念ながらなかった。この点も記録型先行のBD陣営とは異なる。

東芝のノートパソコン用HD DVD-ROMドライブ。厚さは12.7mmなので一般的なノートパソコンには入るが、薄型モバイルノート向けには、さらなる薄型化が必要だろう
東芝のノートパソコン用HD DVD-ROMドライブ。厚さは12.7mmなので一般的なノートパソコンには入るが、薄型モバイルノート向けには、さらなる薄型化が必要だろう
HD DVD-ROMドライブ用の光ピックアップ部分。厚さ12.7mm用
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