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アップルコンピュータ、『iLife'05』と『iWork'05』の製品説明会を開催!
2005年1月27日
iLife'05
アップルコンピュータ(株)は26日、“Macworld Expo 2005”で発表され、いよいよ29日に発売となるマルチメディアアプリケーションスイート『iLife'05』とビジネス系アプリケーションスイート『iWork'05』について、都内で報道関係者を対象とした製品説明会を開催した。
iLife'05はデジタルカメラ画像編集ソフト『iPhoto 5』、ビデオ編集ソフト 『iMovie HD』、DVDオーサリングソフト『iDVD 5』、マルチトラック対応音楽録音・編集ソフト『GarageBand 2』、デジタルジュークボックスソフト『iTunes 4.7.1 』が含まれている。同製品の説明にあたったプロダクトマーケティング ソフトウェア製品担当課長の一井良夫氏は、まずGarageBandのデモ説明から始めた。
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プロダクトマーケティング ソフトウェア製品担当課長の一井良夫氏 |
■マックを専用のレコーディングスタジオにする『GarageBand 2』
GarageBandはビアノ、木管楽器など楽器に加え、“ドライ”、“激しい”、“リラックス”などのサンプルが用意されており、これをウィンドウにドラッグ&ドロップすることによって楽曲を作成することができるソフトウェアだ。氏はこの操作を「積み木を重ねていくように」と表現し、簡単な操作を強調した。また、単にサンプルを重ねていくだけではなく、Macintoshに直接エレキギターなどの楽器、マイクなどを接続して録音することも可能だ。
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GarageBand起動画面の左下にはさまざまなサンプルが用意されている |
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メインウィンドウにドラッグ&ドロップして音楽を作り上げていく |
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今回のGarageBand 2では複数の楽器に対応。8つのオーディオトラックと1つのソフトウェア音源が録音できるようになっているのが特徴だ。また、「ユーザーから最も要望が多かった」機能として、演奏中、リアルタイムに音符を表示してくれる機能が加わっている。表示された音符はマウスで位置をずらすなど、後で修正が可能。氏は「まだまだ楽器を修行中だという人も、あるいは楽器を弾けるが譜面を見ながら内容を確認したいという人にも最適な機能だ」とアピールした。また、面白い機能として女性ボーカルを男性ボーカルに変更可能なボーカルトランスフォーマーの機能も紹介された。これらの機能を使って作成した楽曲はiTunesに書き出すこともできる。
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GarageBand 2では複数の楽器の録音に対応した。デモではキーボードとアコースティックギターの音をGarageBandに録音していた |
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音符も演奏中にリアルタイムに表示できる |
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女性の声も男性の声に変更してしまうことができる |
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■写真の整理・管理から写真集制作まで楽しめる『iPhoto 5』
次に説明されたのが写真の整理・管理からスライドショーでの閲覧までが行なえるiPhoto 5だ。氏はあらかじめ約4100枚もの画像が取り込まれている状態を表示しながら、その写真を高速にスクロールしたり、表示サイズを変更する様子をデモした。
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スクロールや閲覧する写真の大きさも高速に変更できる |
便利な機能としてはウィンドウの左下に登場するカレンダーが挙げられた。自分が撮影した日付けをベースに画像を検索できる機能に加え、オプションキーを押しながら日付けをクリックすることで、全ての年代のその日に撮影された画像が表示される様子をデモ。「例えばこれまで自分の誕生日にどんな写真を撮影しただろうか? 彼女の誕生日に毎年何をあげていたかを確認するなんてときに便利な機能だ」とアピールした。写真を取り込むときにキーワードを付けておけば、キーワードをベースに検索することも可能だ。なお、スライドショー表示するときには、iTunesから背景に流れる音楽を選択することもできる。写真画像としては非圧縮のRAWデータもサポートされているが、今回の説明会では詳しく触れることはなかった。
iPhoto 5でサポートする動画形式は、AVI、MOV、MPEG-1で、今後アップデートをかけていくことでMPEG-4にも対応予定としている。
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カレンダー検索機能では撮影した日付で画像を検索できる |
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オプションキーを押しながら日付けをクリックすると全ての年代のその日に撮影された画像が表示される |
取り込んだ画像をテンプレートを活用しながらオリジナルの写真集に仕上げるサービスも行なっているが、今回から小/中/大といった3種類のサイズのソフトカバーが加わっている。小のサイズは89×66mmで20ページ(両面印刷)、価格は525円(追加ページは1ページあたり32円)で3冊からの注文。中のサイズは200×150mmで20ページ(両面印刷)、価格は1260円(追加ページは1ページあたり53円)。大のサイズは280×215mmで20ページ(両面印刷)、価格は2525円(追加ページは1ページあたり84円)となっている。iPhotoのテンプレートを活用しながら作成した写真集は、メニューから購入ボタンを選択することによって、オンライン注文ができる。
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テンプレートを使ってアルバム(写真集)を作ることができる |
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写真集として小/中/大といった3種類のサイズのソフトカバーが加わっている |
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購入ボタンを用意すると、作成したアルバムの冊数や送り先などの入力項目が現われ、オンラインで注文が可能 |
■簡単操作の『iMovie HD』と『iDVD 5』
iMovie HDはHDVをサポートした最新バージョンだ。氏はまず、ソニー(株)製のデジタルHDビデオカメラレコーダー『HDR-FX1』から映像を取り込みんで編集したものを見せ、品質の良さをアピールした。また、市販のビデオカメラとMacintoshを接続し、iPhoto 5やiTunesと連携しながら、ムービーを作成していく様子をデモした。
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iTunesから楽曲を取り込んでいるところ |
このようにして作成した映像や静止画は、iDVDによってDVDとして保存することができる。iDVDにもあらかじめ用意されているテーマが15種類あり、この中から好みのものを選択し、ドラッグ&ドロップで作成していくことが可能だ。
iWork'05
■新機能満載の『Keynote 2』と新製品の『Pages』
プロダクトマーケティングの川久保芳江氏は、iLife'05と同時発売となるiWork'05について説明した。同製品は『AppleWorks』の後継ソフトだが、「(AppleWorksでは)Mac OS Xの登場以前に開発されたソフトウェアのために、Mac OS Xのもつ先進のタイポグラフィーや美しいグラフィックス機能を十分に活用することができなかった」と今回の製品開発の経緯について説明した。
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プロダクトマーケティングの川久保芳江氏 |
パッケージはプレゼンテーション作成ソフト『Keynote 2』とワープロソフト『Pages』で構成されている。Keynote 2は従来製品のメジャーバージョンアップ版だが、Pageは今回はじめて登場するソフトウェアとなる。
Keynote 2で追加された機能は
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・新トランジョション
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・複雑な動きのビルド
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・映画のタイトルクレジットのようなテキストアニメーション
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・iLifeとのシームレスな連携
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・発表者ディスプレー
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・対話型スライドショー
といった6種類になる。
インターフェースは従来のバージョンを踏襲。1枚のスライドから次のスライドへの移行の際に、ページをめくるように表示する効果やタイルが落ちていくような効果をスライドにつけることが可能となっている。また、さまざまな動きをひとつのスライド上で自動的に組み立てていくことができるのも魅力で、それによって自動再生のスライドショーを作ることもできる。
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インターフェースは以前のバージョンを踏襲しているとのこと |
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iLife 5の写真や音楽をスライドに配置できる。メディアブラウザーが搭載されており、そこから任意のファイルを選択する |
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デモではKeynote 2で作られた30秒間のフォルクスワーゲンのプレゼンテーションサンプルが紹介された。下の写真のように車体の画像の背景にはQuickTimeムービーが埋め込まれ、最後には同社のロゴが浮かび上がるというもの。Keynote 2にはiLife'05のメディアブラウザーが内蔵されているので、iPhoto 5の写真をドラッグ&ドロップしてスライド上に配置することが可能だ。もちろんiMovieで作られ映像やiTunesの楽曲などをドラック&ドロップして音楽を付けることもできる。
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フォルクスワーゲンの背景がQuickTimeムービーで変化していく |
発表者ディスプレーでは、プレゼンテーションの発表者が次にくるスライドを確認したり、時刻確認ができるようになっている。さらに発表者がいない場合には、自動再生のスライドショーにクリックの機能を盛り込み、見たい人が自由にクリックしながら閲覧可能なプレゼンテーションを作ることもできる。同社ではこれを“対話型機能”と読んでいる。これらのために、マーケティング用、広告のストリートボード風など予め用意された20種類ものテーマが用意されている。
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プレゼンテーションの発表者を支援する機能“発表者ディスプレー” |
一方のPagesは、ニュースレターなど28種類のテンプレートを活用しながら、書類を簡単に作成可能なワープロソフトだ。目次の自動生成や脚注、表とグラフの挿入も行なえる。iPhotoやiMovieとの連携も図られている。段組や写真の回り込みの調整も可能だが、縦組みには対応しておらず、同社では「これからの課題」とコメントした。また、テンプレートをベースにしたデモが中心であったため、ワープロソフトというよりはページレイアウトソフトと言ったほうがいいのではないか?との指摘が記者から登場したが、これについては「新しいスタイルのワープロソフトと考えている。アップルの用意したテンプレートがたくさんあるということ、iLifeとの連携がウリだ」と回答した。
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テンプレートが28種類用意されている |
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iPhotoからふさわしい写真を選択し、ドラッグ&ドロップで配置 |
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段組調整も可能 |
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写真の回り込みを調整する機能もある |
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(編集部 小板謙次)
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