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【PIE2005 Vol.7】激薄の500万画素カメラ“T7” ソニー/KISSジャンパーのスタッフとPIXUSで圧倒のキヤノン/多様な出力を提案する富士写真フイルム

2005年03月18日 15時32分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ソニーブースの撮影モデル、その1 ソニーブースの撮影モデル、その2
ソニーブースの撮影モデルが手に持つ、激薄サイバーショット『DSC-T7』

9日に厚さ1cm以下の“Tシリーズ”として“サイバーショット”『DSC-T7』を発表した、ソニー(株)/ソニーマーケティング(株)のブースでは、撮影モデルによるシューティングゾーンでもT7を大きくアピール。実機を手にしてみると、その薄さには改めて驚かされる。同時に発表されたデジタルフォトプリンター『DPP-FP50』とともに、撮影から印刷まで家庭内で完結するソリューションを来場者に説明していた。

確かに薄い『DSC-T7』 高画質化と高速化を図ったフォトプリンター『DPP-FP50』
実機を手にしてみると、確かに薄い『DSC-T7』T7と同時に発表された、高画質化と高速化を図ったフォトプリンター『DPP-FP50』

真紅を基調に人気ロックバンド“KISS”の“Love You Baby”をBGMを流しつつ、スタッフ(説明員)はこれまたKISSのフェイスペイントを施した子どもたちを背中にプリントしたジャンパーを着こんで、ブース全体を挙げて『EOS Kiss Digital N』をプッシュするキヤノン(株)/キヤノン販売(株)。しかし主役はカメラそのものだけではなく、“すべての人に、デジタルフォトを。”と掲げて、カメラの試写台の下にはほぼ同じ台数のインクジェットプリンター“PIXUSシリーズ”を設置して、撮影した画像をその場で出力する際の手順をレクチャーしながら、ホームプリントの啓蒙・普及に努めていた。

真っ赤なブースと派手な音楽、揃いのスタッフジャンパーでひときわ目立っていたキヤノン キヤノンブースの試写コーナーには、必ずPIXUSが数台置かれている
真っ赤なブースと派手な音楽、揃いのスタッフジャンパーでひときわ目立っていたキヤノン。スタッフジャンパーの下には、ジャンパーと同様にオリジナルプリントしたTシャツを着ているキヤノンブースの試写コーナーには、必ずPIXUSが数台置かれている

富士写真フイルムブースのテーマは“真の写真のチカラ”
富士写真フイルムブースのテーマは“真の写真のチカラ”

富士写真フイルム(株)と富士フイルムイメージング(株)のブースは、ほかのカメラ機器メーカーよりも業務向けラボ機材のコーナーを広く取り、“お店プリント”で訪れた顧客をリピーターとして再び来店させるための提案を積極的にアピールしていた。具体的には、すでに行なっているデジタルカメラデータのCD書き込みサービスに、インターネット経由で“CD書き込みサービスを受けたお店”に対して焼き増しサービスを再注文させる専用アプリケーションを記録・顧客に渡すというもの。従来はインターネット上で共通の受注ページにリンクする機能しかなかったが、顧客を地元のDPEショップに再び来店させる動機付けとしての利用価値を強くアピールしていた。

一般消費者向けには、ISO 1600相当の高感度撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ『FinePix F10』の試写台を広く設けて、従来は失敗しがちだったロケーション(夜間の屋外や暗い室内など)でも安心して撮影できることを熱心に説明していた。また、初日の講演で富士フイルムイメージングの代表取締役社長の田中康夫氏が述べていたように、紙への印刷以外の出力形態として、クッション、ソフトボールやミニサッカーボール、コインケースなどへの印刷も参考出品していた。参考出品とはいえ、すでに参考価格も合わせて掲示されており(クッションが4800円、ソフトボールが5000円、ミニサッカーボールは1万2000円、コインケースは4200円など)、実用化はそう遠くないという印象を受けた。



富士フイルムイメージングが展開するさまざまな出力形態、その1 富士フイルムイメージングが展開するさまざまな出力形態、その2
富士フイルムイメージングが展開するさまざまな出力形態について、実物を交えて紹介するコーナー

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