数年前にCOPUTEX TAIPEIを取材したときには、各社「アルミケースなんてコストに見合わないものは作らない」と言っていたが、今回はアルミケースばかり。その中でも個性的なケースを紹介したい。
面白いけど……使い勝手はどうなんだと思って撮影したのが台湾BeanTech International社のピラミッド型ケース。その名も『Luxor』だ。米国ではすでに販売されている製品とのことだが、何故か「内部は撮影しちゃダメだ」と責任者かどうか分からないスタッフに言われた。だいたい想像はつくが構造の詳細は不明だ。下からマザーボード、ドライブベイのベースが付いている模様。
ピラミッド型のケース『Luxor』 | パッケージも同じ形 |
- ケースタイプ:ATXタワーケース
- マザーボード:スタンダードATX
- 拡張スロット:6
- ドライブベイ:5.25インチ×2
- 3.5インチ×1
- 3.5インチ×2(シャドウ)
- 素材:0.8mmアルミニウム
- パワーサプライ:PS2
- クーリングファン:8cm×2 エアーフィルター付き
- 8cm×2 LEDファン
- フロントI/O:USB 2.0×2、オーディオ、ビデオ、IEEE 1394
- サイズ:幅420×奥行き420×高さ650mm
背面マザーボードのI/O部分は専用パネルが取り付けられておらず、底面の隙間からケーブルが伸びていた。ちなみに、パッケージもエジプト風デザインとなっている。
「台湾の人はドラゴンが好きなのか?」と聞くと「台湾だけではない。アジア全域で好まれるキャラクターだ」という答えが返ってきた米MGE Company。ドラゴンの柄が青く光るフェイスを持つ製品『dragon』は、幅375×奥行き610×高さ575mm、重量6.7kgのアルミ製ATXケース。ブラック、ブルー、レッド、シルバーのカラーバリエーションがあり、電源は500Wと600Wを用意する。ドライブベイは5インチ×4、3.5インチ×2、シャドウベイ×4となっており、フロントに80mm角ファン、リアに92mm角ファン、サイドパネルに92mm角ファン(担当者による)を搭載する。
フェイスのドラゴン模様が青く光る。カラーはブラック、ブルー、レッド、シルバーの4種類 |
ケース内部にファンは3基 |
ドラゴン柄のフェイス部分を開くとベイが現れる。下部にはファン回転数、CPU温度、時計を表示するLEDがある |
クーラーマスターからはゲーマー向けLANパーティー用のケースとして『ENTURION 532』をリリース予定。サイズは幅235×奥行き495×高さ460mmのATXケース。素材はアルミ製でベイ数は5インチベイ×5、3.5インチベイ×1、シャドウベイ×5となっている。ファンは120mm角を2基搭載。このほか、USB 2.0×2、IEEE 1394×1、マイク×1、スピーカー×1の各ポートを装備する。天板には持ち運びができるように取っ手がついている。
クーラーマスターの新作ケース。ゲーマー向けで、LANパーティー用に取っ手が付いている |