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【CNET Japan Innovation Conference 2005 Summer Vol.1】パソコン上で地球を飛び回れる! Googleの新機能『Google Earth』に歓声


2005年6月20日

シーネットネットワークスジャパン(株)は20日、インターネット検索の最新動向を紹介するカンファレンス“CNET Japan Innovation Conference 2005 Summer”を開催した。カンファレンスでは、米グーグル(Google)社、米ヤフー(Yahoo!)社、米アスク ジーブス(Ask Jeeves)社の担当者が来日し、自社の検索技術や検索ビジネスの将来について講演した。

サラー・カマンガー氏
米Googleプロダクトマネジメント部門ディレクターのサラー・カマンガー氏

3Dの地図がグリグリと動く“Google Earth”

カンファレンスの目玉は“how Google thinks”(Googleはどう考えているか?)と題された特別講演。米Googleプロダクトマネジメント部門ディレクターのサラー・カマンガー(Salar Kamangar)氏が壇上に立ち、同社が現在開発している“Google Map”と“Google Earth”に関するデモンストレーションなどを行なった。

講演の冒頭でカマンガー氏は「1999年に私がGoogleに入社した際、社員数はたったの8名だった」が、「この6年間でGoogleは3000人以上の社員と全世界に20以上の拠点を構えるに至った」と回想。「現在ではざっと計算しただけで毎日70kgのコーヒーを消費している(笑)」と述べた。しかし、会社がどれだけ大きくなっても「“ユーザーエキスペリエンスを向上させる”というGoogleの目標は変わらない」と説明した。

Google
1999年当時のGoogleの写真
パーソナライズ機能
Googleのパーソナライズ機能、ドラッグ&ドロップでレイアウト変更も簡単にできる

検索機能として、今後Googleが注力していく分野には“パーソナライズ機能”と“ローカル検索”の2点があるという。

パーソナライズ機能は、Googleが提供するさまざまな機能をユーザーが自由にカスタマイズできるもの。ドラッグ&ドロップで“Google News”のヘッドラインや“Gmail”で受信したメール、天気予報や地図などをドラッグ&ドロップで自由にレイアウト変更できるテストサイトを5月から公開している。

ローカル検索機能では、今年2月に地図検索サービスの“Google Map”のテスト運用を始めた。Google Mapは地域情報検索の“Google Local”と連動しており、キーワード検索すると該当する地図とともにそれに関連したビジネス情報も表示される。例えばサンフランシスコの地図を表示した状態で“Sushi”と検索すると、地図上の寿司店の場所が住所や電話番号とともに表示される。

Google Map
Google Map。地図検索とその地域に関連した情報が表示できる
Google Earht
Google Earth。利用には別途Windows版のクライアントソフトが必要

また5月には、昨年11月に買収した米Keyhole社の技術を用いた“Google Earth”を発表した。Google Earthは、人工衛星や航空機で撮影した全世界の地形データを使い、自由自在に世界中の場所を拡大縮小することができる。Google Mapの検索情報とリンクさせて使ったり、斜め上からの視点で地図を眺めることもできる。Google Earthには、Windowsベースのクライアントソフトが必要。ソフトの価格や提供時期に関しては未定。Google Earthのサービスは米国のユーザーを対象としたサービスだが、反響があれば国内での提供も検討するという。

青山クリスタルホール
カンファレンスが行なわれた青山ダイヤモンドホールを拡大したところ
拡大縮小
都市部を拡大する際のスムーズな動きには歓声が上がった
俯瞰図
写真のように俯瞰で街を捉えることもできる
ルート検索
ルート検索の機能も用意
ローカル情報
Google Mapと連携したローカル情報の表示も可能

カマンガー氏がGoogleで取り組んできたのは“アドワーズ”(AdWords)という検索結果に合わせて表示される広告だ。AdWordsはGoogleの収入源であり、注力分野である。ユーザーの活動動向を踏まえた広告展開を行なうため、3月に米Urchin Software社を買収。今月17日には従来の“キーワードターゲット”型の広告表示に加え、広告主が広告を表示したいサイトを選べる“サイトターゲット”型の広告表示にも対応した。また、画像を利用した広告、RSSを利用した広告である“AdSense for feeds”の公開βテストも5月から開始している。

(編集部 小林久)


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