このページの本文へ

モトローラ、FOMA『M1000』発売記念イベントを開催――眞鍋かをりさん「国民の友達になりたい!!」

2005年07月20日 18時41分更新

文● 編集部 伊藤咲子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

モトローラ(株)は20日、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ向けのFOMA対応携帯電話機、“ビジネスFOMA”こと『M1000』の発売記念トークイベントを東京・丸の内で開催した。トークイベントには“いま、なぜブログなのか!?”という副題が付けられ、Weblog(ウェブログ、以下ブログ)“眞鍋かをりのここだけの話”で知られるタレントの眞鍋かをりさんと、自身のウェブサイト“Fontaine Degustation”で5年間日記を付けている音楽家/文筆家/音楽講師の菊地成孔(きくち なるよし)さんがゲストとして登場した。

会場となった丸の内ビルディング1階の“丸の内カフェ イーズ”
会場となった丸の内ビルディング1階の“丸の内カフェ イーズ”
左から、ゲストの眞鍋さん、菊地さん左から、ゲストの眞鍋さん、菊地さん

M1000はビジネスコンシューマーをターゲットにした製品で、7月1日に全国で発売された。PDAのような外観を特徴とし、約2.9インチのTFT液晶ディスプレー(208×320ドット/6万5536色表示)はタッチパネル式で、数字キーを持たない。POP/IMAPメールの送受信、ウェブブラウザー『Opera 7.5』によるウェブブラウジング、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能などを有し、国内向けの携帯電話として初めて小型メモリーカードの“TransFlash”に対応する。 主催者によれば今回のトークイベントでは、Opera 7.5と無線LAN機能にスポットを当て、それらを活用した事例としてブログをテーマにしたのだという。

M1000M1000
ダンスパフォーマンス1 ダンスパフォーマンス2
イベント冒頭で行なわれたダンスパフォーマンスより。ダンサーは、M1000のターゲットであるビジネスマンをイメージした背広姿だ


ブログの女王の貫禄

眞鍋さん
眞鍋さんは記事を書くときには読者をイメージして、「傷つく人がいないように」(眞鍋さん)さまざまな視点で推敲を重ねているという

眞鍋さんのブログは、ニフティ(株)のブログサービス“ココログ(Cocolog)”を利用したもの。眞鍋さんはブログの楽しみについて、「自分自身が好きなことを発信できる。TV番組だと話題のテーマが決まっていて必ずしも好きなことが言えない」と、タレントらしい視点で表現した。眞鍋さんの記事1本に対するトラックバックの件数は、600~1500にも上る。こうしたことから“ブログの女王”とも呼ばれている眞鍋さんだが、記事を書くときには読者をイメージして、「傷つく人がいないように」さまざまな視点で推敲を重ねるといった努力をしている。また、自身の記事に対するトラックバックの一覧にもまめに目を通し、タイトルと本文の書き出しを見て内容が関連していると思われるものは全て読んでいるという。もちろんトラックバックの中には心ない内容のものもあるが、真鍋さんがその相手のブログで他の記事を見てみたところ「それの内容もひどいんですよ」と一蹴。2004年6月にブログを立ち上げ経験を積み、女王と呼ばれるまでになった貫禄を見せた。

真鍋さんは「(眞鍋さんのことを)友達みたいだと書いてくれる人がいて、それがすごく嬉しい。私の行動を知っている人がいろんなところにいて、『あの話、どうなりましたか?』とか普通に話しかけられたりして。国民の友達になりたいです」と、読者とのコミュニケーションに手ごたえを感じている。現在、眞鍋さんがトラックバックをすることはあまりないが、トラックバックをしてくれた人にトラックバックをして返す“トラックバック祭り”をいずれやってみたいのだという。



菊地さん
「日記が5年間続いたのは、言いたいことがずっとあるということでしょうね」

一方、菊地さんの日記サイトは、トラックバックの機能を持たないものだが、メールで1日250~300通の反響があるという。眞鍋さんと同じく、見ず知らずの読者に親しく声をかけられるという体験があるそうで、「(記事の作成者と読者の関係が)友達っぽいというか、敷居が低くていいですよね」と話した。

トークショーの最後には眞鍋さんと菊地さんがM1000を体験した。菊地さんはM1000で眞鍋さんのブログを見て、コンビニの袋を覆面マスクのようにかぶった写真(6月13日の書き込み)を見て、しばらく大笑い。ブログのサービスにはiモードなどを通じて携帯電話機で見られるものもあるが、眞鍋さんはM1000の画面を見て「表現能力が違うのですごいですね」としきりに関心していた。



眞鍋さん 菊地さん
M1000を体験する眞鍋さんと菊地さん
Operaで眞鍋さんのブログのトップページを表示したところOperaで眞鍋さんのブログのトップページを表示したところ


気になるM1000の売れ行きは?

発売から半月以上が経過したM1000の現在の売れ行きは、NTTドコモ広報部によれば「順調」という。詳細は非公開だが、M1000の目標販売台数は“二桁万台”としている。なお、会場となった丸の内カフェ イーズでは、21日までM1000のタッチアンドトライ(体験会)を開催する。



カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン