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レーベル面も“レーザーでラベリング!!”――米LightScribeのプログラムマネージャーがデモのためにASCII24を訪問


2005年9月14日
LightScribeでレーベル印刷したメディアの例
LightScribeでレーベル印刷したメディアの例

米ヒューレット・パッカード社の研究部門から産声を上げ、現在は米LightScribe社として独立し、普及促進やライセンス供与などの活動を行なっている、レーベル面をレーザーで加工・ラベリングを行なう技術“LightScribe(ライトスクライブ)”。2004年1月に技術発表が行なわれ、今年1月に対応製品が“CES(米国で行なわれる家電製品のトレードショー)”でお披露目された。日本では今年の5月末より活動を開始し、フォーカスト・コミュニケーションズ(株)が広報代理を行なっているが、去る12日に同社広報担当者と米LightScribeのアジアパシフィック担当プログラムマネージャーのブレット・モンクマン(Brett Monkman)氏がアスキー本社を訪れ、LightScribeのデモンストレーションを行なった。



アジアパシフィック担当プログラムマネージャーのブレット・モンクマン氏
米LightScribeのアジアパシフィック担当プログラムマネージャーのブレット・モンクマン氏

LightScribeは、記録型CD/DVDメディアのレーベル面にレーザー光で化学変化を起こす色素層を設けることで、データ記録時と同様の機構を使い、レーベル面に文字や画像を印刷するというもの(モノクロながら濃淡の階調表現は可能)。利用するには、

  1. LightScribe対応光ドライブ
  2. LightScribe対応メディア
  3. LightScribe対応レーベル印刷ソフト

の3つが必要となる。(1)の対応ドライブは、国内ではラシージャパン(株)やベンキュー ジャパン(株)などがDVD±R/RWドライブを発売しているほか、日本ヒューレット・パッカード(株)がデスクトップパソコンの内蔵オプションとして用意している。現時点での実売価格は、非対応ドライブに比べて15〜20%程度割高となる。(2)のメディアは、日本HP、三菱化学メディア(株)などがCD-R、DVD+Rメディアを発売しており、こちらは35〜40%程度の割高となっている。いずれも、将来的には量産効果によって価格差が縮まるだろう、とモンクマン氏は語る。

LightScribe対応メディアにレーベル印刷するには、普段とは表裏を逆にして、レーベル面をピックアップ側に向けて装着する
LightScribe対応メディアにレーベル印刷するには、普段とは表裏を逆にして、レーベル面をピックアップ側に向けて装着する

(3)のソフトウェアは(1)のドライブにも同梱されており、プリセットのパターン模様やメディアの円周に合わせて扇状に文字をレイアウトして、印刷することができる。また、一度印刷した部分を消去することはできないが、まだ記録していない部分に追記することは可能となっている。

LightScribe対応レーベル印刷ソフトの実行画面
LightScribe対応レーベル印刷ソフトの実行画面
文字や模様を円周上に沿って丸くレイアウトすることもできる
文字や模様を円周上に沿って丸くレイアウトすることもできる

デモでは、LightScribe対応ドライブを内蔵したノートパソコンを持ち込んで、その場で印刷してみせてくれた。インクジェットプリンター対応のメディアなどとは異なり、表面にザラついた加工はなく、印刷した部分を指で触っても凹凸などは感じられない(色素層の上に保護層があるため)。

ドラフト/スタンダード/フルプリントの3レベルの違い
ドラフト(手前)/スタンダード/フルプリント(奥)の3レベルの違い。ドラフトモードではやや色が浅いものの、さほど感じられない

印刷モードには、ドラフト/スタンダード/フルプリントの3レベルがあり、ドラフトなら出力時間が短い半面、濃淡の差が少なく、フルプリントならコントラストの高いレーベル印刷が可能となる。時間の差の一例としては、ドラフトの場合18分、スタンダードは25分、フルプリントでは30分程度かかるとのこと。

LightScribeのライセンスを受けているメーカーの数々
LightScribeのライセンスを受けているメーカーの数々
LightScribeの今後の展望について
LightScribeの今後の展望について。カラフルな対応メディアの登場も期待できそうだ

直近の情報としては、今月初めにドイツで開催された家電製品の世界的なトレードショー“IFA”でVer.1.2の規格が発表され、

  • メディアの記録高速化(30〜35%程度の記録速度の向上)
  • カラーディスクの対応(パステルカラーなど、鮮やかな色素層を実現)

を果たし、2006年初頭にはVer.1.2対応製品の発売を予定しているという。

(編集部 佐久間康仁)


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