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“想いのままに、意のままに”――キヤノンの5年後10年後を見据えたプライベートイベント“Canon EXPO 2005 in Tokyo”開幕

2005年10月26日 12時06分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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東京・品川の新高輪プリンスホテルで26日、キヤノン(株)、キヤノン販売(株)および関連会社のプライベートイベント“Canon EXPO 2005 in Tokyo”が開幕した。会期は28日までの3日間。招待者向けのクローズドイベントで、一般入場者は入場できない

テープカットの模様
オープニングセレモニーとして開催されたテープカットの模様。右がキヤノンの代表取締役社長の御手洗富士夫氏、左はキヤノン販売の村瀬治男氏

Canon EXPOは、1996年にキヤノンが掲げた“グローバル優良企業グループ構想”の締めくくりとして、2000年に開催したのが始まりで、当時のテーマは“feel alive DIGITAL MAGIC CANON”。21世紀を目前に控えて、新しい世紀にむけた技術や製品を紹介するイベントとして開かれた。

キヤノン販売の村瀬氏
キヤノン販売の村瀬氏

今回は“グローバル優良企業グループ構想 フェーズ2”の完成と締めくくりとして開催するもので、テーマは“想いのままに、意のままに”。東京での開催に先立って、米国・ニューヨーク(9月)、フランス・パリ(10月)でも開催して、それぞれ5000人、1万5000人の来場者を集めた。今回の東京でのEXPOは約2万3000人の来場者を見込み、最終日には社員見学デーも予定している。

キヤノン販売の永田氏
キヤノン販売の永田氏

開幕に先立って、キヤノン販売の代表取締役社長の村瀬治男氏が挨拶に立ち、「Canon EXPOは単に商品を展示するのではなく、5年先、10年先のキヤノンの方向性を展示・提案する意図がある。ワークスタイル、生活の中のシーンと結びつけて具体的に提案している」とイベントの目的を説明した。

ニューヨークで開催されたCanon EXPO 2005の模様 パリで開催されたCanon EXPO 2005の模様
ニューヨークで開催されたCanon EXPO 2005の模様同じくパリで開催されたCanon EXPO 2005の模様

続いて、常務取締役コミュニケーション部門担当の永田圭司氏が展示概要を説明した。Canon EXPO 2005では

  • くらしとキヤノン
  • 仕事とキヤノン
  • 社会とキヤノン

という3つのテーマに分類して、最新技術や製品、ソリューションの現在と将来像を紹介していると説明。くらしとキヤノンでは、デジタルカメラやプリンターなどの個人向け製品を中心に、仕事とキヤノンではビジネスソリューションを、社会とキヤノンでは、あまり知られていない半導体製造装置のレンズ機構や放送/医療関連機器、さらに新世代ディスプレーデバイス(SEDやプロジェクターなど)を知ってもらうべく展示しているという。

また、入場パスにも工夫があり、登録者がパスを持って移動するとその経路が逐次説明員の元へメールで連絡され、的確な応対ができるようになっている。これはキヤノン販売とキヤノンシステムソリューションズ(株)が開発したシステムで、「これが成功すれば(新たなソリューションとして)商売になると期待している」(永田氏)と説明した。

展示内容については、続報として紹介する予定。

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