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踏みつけても、熱しても壊れないRFIDタグや、静脈認証対応の巡回ロボット――明日開幕の富士通フォーラム2006で展示


2006年5月17日

富士通(株)は17日、明日から東京国際フォーラムで行なわれる“富士通フォーラム2006”の開催に先立ち、同イベントの展示内容を報道関係者に公開した。富士通フォーラム2006の会期は18日と19日の2日間。入場料は無料。

進化は富士通から!
新しい進化は富士通から!

富士通フォーラムは、同社が毎年開催している技術/製品に関するプライベートショー。今年は“経営とITの一体化”がテーマに掲げられており、基幹IAサーバーの“PRIMEQUEST”を利用したITインフラの最適化や、天災や事故に見舞われても事業の継続や損害からの復旧が行なえる“ビジネスの継続”、IT基盤となるミドルウェア技術“TRIOLE”(トリオーレ)などを通じた“情報セキュリティーガバナンス”の3つがその実現に必要な要素として紹介されている。

会場では、昨年の富士通フォーラムでも展示された“カラー電子ペーパー”や、ネットワーク連携型ロボット“enon”(エノン)によるビル巡回/入館者認証などが展示される。このほかにも、水分、圧力、熱、薬剤に対する高い耐久性を持ち、衣類に貼付してそのままクリーニングに出せるRFIDタグ“リネンタグ”の応用デモなど、約90の展示が行なわれる予定だ。

黒川氏
ビデオで登場した富士通代表取締役社長の黒川博明氏

また、同社代表取締役社長の黒川博昭(くろかわ ひろあき)氏による基調講演“経営とITの一体化”も18日午前に行なわれる。



展示の見どころ

カラー電子ペーパー
4096色表示に対応したカラー電子ペーパー。写真では分かりにくいがカラー表示に対応している
カラー電子ペーパー
一番右が昨年試作されたもの、中央がモノクロ表示のみに対応した大型のもので、たわんだ状態で展示されている

カラー電子ペーパーは、昨年公開されたものよりもさらに大型化し、11インチ(モノクロ表示のみ)のサンプルも展示されている。また、これよりはひと回り小さいが、色数が4096色表示に増えたサンプルもある。デモで使用されているカラー電子ペーパーには、赤外線インターフェースも追加されている。これを使い、携帯電話機やPDAなどからデータを送信し、表示することが可能だ。同社では、小型画面を拡大表示できる、プレゼンテーション用のビューアーとしての利用法も考えているという。カラー電子ペーパーの実用化は2008年ごろを計画しているとのこと。

enon
enon
液晶パネル装備
本体前面にはタッチパネル付きのディスプレーを装備している
静脈認識対応
肩の部分に静脈認証対応のスキャナーを搭載

サービスロボット“enon”の名称は、「an exciting nova on network」(=ネットワークの躍動的な新星)を意味する造語にちなんでいる。オフィスや商業施設などで、来客の案内や荷物の搬送を行なったり、施設内を巡回する“動く監視カメラ”としての活用方法が想定されている。本体にはタッチパネル付きの液晶パネルを装備しネットワーク経由でデータベースに登録された情報を表示したり、頭部カメラで取得した画像データを監視センターに配信できる。あらかじめ登録した地図に基づいて、障害物を避けながら移動したり、日本語の音声認識/音声合成でコミュニケーションを取れる機能も装備する。プレス内見会では、人の存在を認識し、手のひら静脈認証で認証を行ない、入退室管理する(ドアを開け、人を招く)デモが行なわれた。

リネンタグのデモ
そのままクリーニングにかけられるリネンタグのデモ

リネンタグは、UHF帯(952〜955MHz)を使用。衣類に貼付し、複数の衣類の情報を一括して読み込んだり、実際にクリーニングや脱水、アイロンがけなどを行なえる。

複数タグの一括読み込みが可能

洗剤を付けて洗っても

踏んづけて、脱水しても

アイロンをかけても大丈夫

このほか、無線LAN機能を利用した携帯電話機を利用して、社内の内線システムと公衆回線をシームレスにつなげ、携帯番号/内線番号のどちらでも居場所を問わず電話がかけられるソリューション(スタッフの所在地も電話機上で確認できる)の紹介や、人感知センサー、FeliCaリーダー、タッチパネルなどのインタラクティブ機能を搭載した大画面ディスプレー『UBWALL』なども展示されている。

RFIDタグの応用例
RFIDタグとカラー電子ペーパーの応用例。男物の服を掛ければ男性の顔、女物なら女性の顔が表示される
IP電話サーバー
Bluetooth対応機器
左の写真が内線と携帯電話機の連携に使用するIP電話サーバーの「CL2100」、左の写真がBluetooth接続の携帯電話用プリンターとバーコードリーダー
UBWALL
UBWALL。人が近づくと、メニューが表示され、タッチパネルで参照したい情報が選べる。FeliCaリーダーの機能も搭載する

(編集部 小林久)


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