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【COMPUTEX TAIPEI 2006 Vol.6】水冷製品を拡充するThermaltake! 注目は水冷ケースの『Swordman』


2006年6月9日

Thermaltake(サーマルティク)社はバイヤー向けのプライベートショーをCOMPUTEX TAIPEIの会場に隣接するホテル“Grand Hyatt”で開催しており、近日登場する製品を数多く展示していた。高品質な製品を送り出すことでユーザーからの人気もある同社の製品であるが、秋葉原に登場すれば品薄になる可能性が高くなるだろうものをピックアップして紹介していこう。

ギミックが楽しい水冷ケース『Swordman』

数ある製品の中で最も目を惹いたのがまだバイヤー向けのカタログにも掲載されていないアルミケース『Swordman』だ。注目はケース内部に取り付けられているCPU用の水冷システムで、左側面に12cmファン2基を備えた大型ラジエーターが、上面にもファンを2基備えたラジエーターが搭載されており、それぞれが接続されていた。ラジエーターが装着されている部分は開閉可能で、油圧式のバーで開閉を補助するようになっている。拡張ベイ数は数えた限り、5インチ×8、7インチ×1。この7インチベイにはタッチパネル式の7インチ液晶ディスプレー(800×600ドット)を搭載可能となっている。またリアパネル側にも12cmファン2基を備えた開閉式の扉を用意しており、背面から這い出るケーブル類を隠すことができる。価格や発売時期は未定とのことだが、秋葉原で発売されれば人気が出るのは間違いないだろう。

側面
ケースの扉が開けられた状態で展示されていた。側面に用意されているラジエーターが目立つ
上部
上部にもラジエーターが用意されている。こちらも油圧式のバーが開閉を補助する
液晶
ベイ数は数えた限り、5インチ×8、7インチ×1という構成となっている。同社製のタッチパネル式の液晶ディスプレーを搭載できる。この液晶ディスプレーはインダッシュ式のカーナビ用ディスプレーのように内部に収納可能だ
背面側
背面にはケーブル類を隠すことができるように扉が設置されている。今までの製品にはないデザインとなっているのが特徴だ

前面扉に大型ラジエーターを装着した『Kandalf LCS』

水冷ケースは『Swordman』だけではない。前面扉に幅120×高さ360mmの大型ラジエーターを装着した『Kandalf LCS』もラインナップされている。サイズは幅220×奥行き540×高さ640mm。フルサイズケースに分類される同製品の拡張ベイ構成は、オープンベイが5インチ×9、3.5インチ×2(それぞれ最大)、シャドウベイが3.5インチ×6となっている。こういったオープンベイを前面すべてで利用できる製品の弱点は、冷却効果を上げるために大型ファンを搭載すると利用できるベイ数が大幅に減ってしまうところだが、この製品ではCPUの冷却を行なう水冷システムを扉側に用意することで5インチベイを占領することがないため、すべてのオープンベイを利用できるとしている。ラジエーターに装着されているファンは120mm角のものを使用。回転数は毎分1300回転、騒音値は17dBと静粛性にも優れているのが特徴だ。そのほかファンはリア側に120mm各のものが1基搭載されているほか、上部にも90mm角のものを別途装着可能だ。カラーはブラックとシルバーの2色となっている。

前面扉に幅120×高さ360mmの大型ラジエーターを装着した『Kandalf LCS』。ラジエーターに装着されているファンは120mm角のものを使用。回転数は毎分1300回転、騒音値は17dBと静粛性にも優れているのが特徴

そのほかにも登場すれば人気になるであろう製品は数々あったが、今後の同社の方向性が強く表われている製品をピックアップしてフォトレポート形式でお伝えしよう。

正面から見るとフラスコのように見える『Discovery FX』。下部のふくらんだ部分にラジエーターを内蔵している。確認できる限りでは拡張ベイは5インチ×5、3.5インチ×2という構成だ
サーバー用などの信頼性や性能が求められるクーラーを製作する部門が作成したという“TMG”シリーズ。空冷のCPUクーラーのほかに、VGA用の空冷/水冷クーラーもラインナップされている。ちなみに“TMG”とは“Thermal Maximum Grade”の略で、カタログによると6年間の保証がつくようだ
Mozart
ホームシアター向けの高品位ケース『Mozart TX VE1000』も展示されていた。2つのマザーボードを搭載できるのが特徴で、プライマリーの空間にはATX/BTXのシステムを、セカンダリーの空間にはMini ITXのシステムを構築することが可能だ
SX
従来のAV機器とも親和性の高いデザインとなっている横置きタイプの『Morzart SX』。フルサイズのATXマザーボードを搭載可能。リモコンも付属する
Orchestra
ファンレスのCPU用水冷システム『Orchestra』。400L/hの能力を持つポンプが付属する
Tribe VX
左のタワー型の製品が以前登場した『Symphony』を小型化した『Symphony mini』。そして右側がポンプ内蔵のCPU用水冷システム『Tribe VX』。LEDを内蔵した120mm角ファンを2基内蔵する
Big Water 760
5インチベイ2段を利用してポンプ、ラジエーター、タンクなどをまとめ、さらに120mm角ファンを搭載したラジエーターを接続した『Big Water 760』
電源にも水冷システムを組み込んでいる。写真は容量400Wの『LCS Power 400W』

(編集部 美和正臣)


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