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【A&Vフェスタ 2006 Vol.2】各社のブースから、ポータブル関連を中心に注目の展示をピックアップ


2006年9月22日

横浜パシフィコで、21日から開催されている“A&Vフェスタ 2006”。ここでは、ポータブルオーディオ機器や省スペースのコンポに関する出展を中心に各社の見どころをまとめてみた。


D-Snapを手にするパナソニックブースのコンパニオン


オーディオテクニカは、新作ヘッドホンを展示

(株)オーディオテクニカのブースでは、ポータブル機器向けのヘッドホンの新製品が展示されていた。A&Vフェスタに合わせて発表された新製品としては、カナル型の『ATH-CK6』、オーバーイヤー型のポータブルヘッドホンとして最上位の『ATH-OR7』、光入力端子とDAC内蔵のヘッドホンアンプ『AT-HA25D』の3製品がある。いずれも10月20日の発売を予定。

ATH-CK6は、耳の外側からヘッドホンを固定するループサポートを3種類、耳の内側に入れるイヤーピースを6種類用意しており、18通りの形状を選択可能。本体は制振性に優れた金属製となっている。価格は6090円で、色はブラックとシルバーが選べる。

ATH-CK6。ループサポートとイヤーピースのカスタマイズで、快適な装着感を追求できる

ATH-OR7は、マグネシウムアーム採用。自然な装着感にこだわったという。重量120gと軽量で、折りたたみにも対応する。ドライバーユニットは直径40mmで、ネオジウムマグネットを使用。最大入力1300mW(40Ω)の高耐入力なドライバーを備えている。再生周波数帯域は15Hz〜28kHz。価格は2万2050円で、外装部分の色はブラックとシルバーが選べる。

ATH-OR7

AT-HA25Dは、アナログ入力に加え、デジタル入力も装備。192kHz/24bitのDACとLINE出力を装備しており、ヘッドホンアンプとしての使用のほか、外付けのD/Aコンバーターとしての利用も可能。アルミ合金製のボディーの上部は透明アクリルパネルとなっており、青色LEDによるイルミネーションも楽しめる。本体サイズは幅105×奥行き135×高さ44mmで、重量は約450g(本体のみ)、価格は2万6250円。

AT-HA25D


ニアスピーカー・サラウンドを提案する日本ビクター

日本ビクター(株)のブースでは、小音量でも豊かなサラウンド感を実現できる“ニアスピーカー・サラウンド”の提案が行なわれていた。11日に技術発表されたもの。出品されていたのは横置きの小型スピーカーで、普段はセンタースピーカーとして利用し、必要に応じて手元のテーブルに移動して使うというスタイルを想定しているという。

一般的なバーチャルサラウンドとの違いは、スピーカーを離さなくても十分なサラウンド感を実現できる点で、ニアフィールドで利用するため、音量も抑えられる。このため、夜間の使用に便利なほか、耳の聞こえが悪い高齢者向けの製品も企画できるという。音声信号は、5.1chのそれぞれの信号に対して処理を行ない、人間の耳元で立体的に聞こえる音(バイノーラル信号)に変換される。デジタル処理による疑似低音技術や、映画などを視聴する際にセリフ部分だけをテレビから発生させるようにする技術なども盛り込まれている。来年以降の製品化を予定。

参考展示されていたニアスピーカー・サラウンド製品。赤外線でDVDからの音声信号を飛ばしている
ポータブルオーディオスピーカーや、ミニコンポへの応用。下のコンポにはカラーディスプレーも装備されている

また、14日に技術発表されていた“呼吸球式スピーカー”も出展されていた。同軸タイプのスピーカーを多面体に貼り付けた独特の形状となっており、スピーカーの振動に合わせて、呼吸するように全体がふくらんだり、縮んだりする。これにより、全方向的に音の波を放射でき、理想的な音源を作れるというもの。スピーカーが設置されている面は樹脂製で、これを弾力性のある素材でつないでいる。

この呼吸球式スピーカーは、別室で試聴することも可能。音質は非常に柔らかで、ボーカルや弦の響きなどが魅力的に広がっていた。無指向型のスピーカーだが、良好な定位が得られる点も特徴で、左から右のチャンネルに動く音なども明確に聞き分けられた。

呼吸球式スピーカー
デモ風景。上向きに配置したウーファーを追加しており、250Hzのクロスオーバー周波数で上下の信号を分け、バイアンプで駆動させていた

ビクターのブースでは、これ以外にもウッドコーンのスピーカーを一体化したミニコンポなども参考展示されていた。


ウッドコーンのスピーカーを一体化したミニコンポ


ソニーは、欧州向けのクレードル型スピーカーを参考展示

ソニー(株)のブースでは、ソニーエリクソン製GSM端末向けに欧州で提供している『CPF-MP001』を展示していた。32bit S-MASTERデジタルアンプを搭載しており、DSPによるサラウンドモードの変更も可能。欧州での参考価格は249ユーロ(約3万7000円)。

ウォークマンケータイ用クレードル型スピーカー『CPF-MP001』

同じくソニーブースでは、4GBフラッシュメモリー内蔵のリニアPCMレコーダー『PCM-D1』を利用して、バイオリンの生演奏を録音。これをバイオでアーカイブするというイベントが行なわれていた。SACDで採用されているDSDフォーマットへの変換が可能なマスタリングソフト『SonicStage Mastering Studio』の新バージョンを参考展示。DSD変換の高速化が図られているという。2007年発売のバイオへの搭載を目指している。

PCM-D1
録音風景


その他の出展

パイオニアが20日に発表されたXbox 360用のホームシアターシステム
耳型を取って、自分カスタム使用のヘッドホンをオーダーメイドできる、ゼンサフォニックスのイヤモニ

1ビットオーディオ コンソーシアムのブースに展示されていた、西陣織のコンデンサースピーカー

(編集部 小林久)


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