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【フォトキナ 2006 Vol.5】ノキアとカールツァイスの強力タッグで、500万画素のカメラケータイがデビュー

2006年09月27日 17時25分更新

文● 安藤怜

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ドイツのケルンにて、26日から10月1日(現地時間)まで開催中の“フォトキナ 2006”の会場で、フィンランドのノキアは、独カールツァイス社のレンズを採用した、500万画素のCMOSイメージセンサー搭載のスマートフォン『Nokia N95』を発表した。同社のスマートフォン“Nシリーズ”の新たなラインアップで、Symbian OS 9.0を搭載。ユーザーインターフェースには“Series 60 3rd Edition”を採用している。欧州で2007年第1四半期(1~3月期)の発売を予定しており、価格は550ユーロ(約8万2500円)程度を見込んでいる。

スライド式のスマートフォン『Nokia N95』


500万画素カメラを搭載した『Nokia N95』

Nokia N95は、マルチメディア機能に特化しており、最大2592×1944ドットの静止画を撮影できるほか、VGA(640×480ドット)で、毎秒30フレームの動画も撮影できる。ディスプレーは2.6インチのTFT液晶パネル(QVGA:240×320ドット)を採用している。通信方式は、W-CDMAとGSM(850/900/1800/1900MHz)のほか、HSDPA、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetoothにも対応するリッチな仕様。Bluetoothや専用のUSBケーブル(USB 2.0対応)を介して、パソコンから動画を転送できるほか“YouTube”や“Google Video”など、インターネットを経由した動画配信サービスも利用できる。

また、GPSによるナビゲーションシステムにも対応。スライド式のディスプレーを閉じた際のサイズは幅53×奥行き99×高さ21mm(最薄部19mm)で、重さは120g。なお、独カールツァイスは、携帯電話機メーカーにレンズを提供するのは、ノキア1社に限定しており、それ以外の携帯電話メーカーには外販しない方針だという。

カールツァイスのレンズを採用した500万画素のカメラ部分液晶ディスプレーは2.6インチのTFT液晶パネル(QVGA、240x320ピクセル)を採用
撮影している様子は、普通の小型デジタルカメラにも見える背面の液晶パネルは大きく、見やすい
スライドを十字キーの方向に移動させると、マルチ・メディア・プレイヤーの操作ボタンが現れる
DVDのような高品質のビデオを再生できるGPSによるナビゲーション・システムにも対応している


黒い音楽ケータイも同時に発表

なお、ノキアはすでに欧州市場で販売されている『Nokia N70』『Nokia N73』『Nokia N91』に“ブラックモデル”を追加した。音楽を楽しむためにメモリーやHDDなどを増強。ボティーカラーも変更したモデル。音楽ファイルは、MP3、AAC、AAC Plusなどに対応。収録可能な楽曲数は、1GBのメモリーカードが付属するNokia N70の場合700曲、2GBのカードが付属するNokia N73が1500曲、8GBのHDDを搭載したNokia N91が6000曲となっている。

左から『Nokia N70』『Nokia N73』『Nokia N91』

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