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【CEATEC JAPAN 2006レポート Vol.23】松下、ソニーでここが違う! 買う前に知っておきたいBlu-rayレコーダーの使い勝手


2006年10月9日

購入前に知っておきたい10の質問

Blu-ray
CEATEC会場でもBlu-rayの関連製品が多数展示されていた

松下電器産業(株)とソニー(株)が発表した、新しいBlu-ray Disc(BD)レコーダーが、インターネットで話題を呼んでいる。現時点ではBDドライブの2層記録対応など、主に仕様について言及されることが多いが、果たして両社製品の違いはそれだけだろうか。

レコーダーを実際に購入する予定のある人にとっては、新しいBDレコーダーが、現在普及しているHDD&DVDレコーダーと同じ勝手を実現できるかどうかも気になるところだろう。

そこで“CEATEC JAPAN 2006”の会場で両社のブースを直撃し、展示されている発売前の実機を触りながら、説明員に素朴な疑問を投げかけてみた。

なお、両社のラインアップや基本仕様の違いについては知っているという前提で話を進めていくため、初めてBDレコーダーの記事を読む人は以下の記事も参考にしてほしい。




松下・ソニーで提案する録画スタイルが異なる

松下とソニーは、BDレコーダーをDVDレコーダーの“次世代”として位置づけているが、使い勝手を左右するレコーダーのソフトやそのインターフェースは、“DIGA”や“スゴ録”といった従来のHDD&DVDレコーダーで培ってきたものがベースになっている。基本的にはHDD&DVDレコーダーのDVDドライブがBDドライブに置き換わったものととらえても、そう間違いではない。

下の表の質問結果からは、そうしたHDD&DVDレコーダー時代から受け継いだ録画に対するメーカーのこだわりが見えてくる。具体的には、松下はわかりやすさを優先して、編集機能などの単純化を試みている。一方、ソニーは自分が見そうな番組も含めてなるべく多くのタイトルを録画し、必要な番組を選んできっちり編集して残すというフローがなるべく簡単に実現できるような仕様となっている。

【質問1】地上波のドラマの最終回、放送時間が長くなったら自動的に延長してくれる?
【松下 △】 最大3時間追従、毎週録画時は2時間。デジタル放送のみで、アナログ放送は自動追従できない
【ソニー ○】 デジタル放送では、同じチャンネル内で同じ名前の番組を追従して録画できる(放送日が変わっても番組名が同じなら追従可能)。アナログ放送は、放送予定の前後1時間まで自動で録画時間を変更してくれる


【質問2】2番組の同時録画時に、HDDやBD上のハイビジョンコンテンツを再生できる?
【松下 ○】1.3倍速見再生も含めて再生可能。編集やダビングは不可
【ソニー ×】 再生、編集、ダビングともに不可


【質問3】速見再生には対応している?
【松下 △】 音声付きで1.3倍の速見再生が可能。マルチジョグを使った早送り/巻き戻しにも対応
【ソニー ○】 音声付きで1.5倍の速見再生が可能。録画した番組から重要度の高いシーンのみを抜き出して視聴する“ダイジェスト再生”機能も備えており、これと速見再生を併用できる。タイムバーから見たいシーンを探す“シーンサーチ”などにも対応


【質問4】視聴時にCMは楽に飛ばせる?
【松下 △】 ボタン一発で30秒スキップが可能。任意のシーンでチャプター分割する機能は備えていない
【ソニー ○】 デジタル放送でも録画時にCM前後でチャプターを自動分割してくれる“おまかせチャプター”機能が使えるので、一発でCM明けまでシーンを飛ばせる。ワンボタンで数秒前/後にスキップする“フラッシュ”機能も搭載


【質問5】録画したデジタル放送の番組、楽にCMカットできる?
【松下 △】 カット編集は、イン点、アウト点を指定して範囲消去。アナログ放送ではCM自動チャプチャー分割に対応しているが、デジタル放送では利用できない
【ソニー ○】 録画時にチャプター自動分割を指示しておき、チャプターを選択して消去(デジタル/アナログともに対応)。任意のチャプターも設定できるうえ、イン点/アウト点(A点-B点)での範囲消去も可能


【質問6】カムコーダーで撮影したオリジナルビデオはBDで残せる?
【松下 △】 DVカメラやMPEG-2のSDカードムービーで撮影したビデオなら、BD-REにダビング可能。HDVカメラには非対応
【ソニー ○】 HDVカム、DVカムのビデオをBDメディアに書き込める。ちなみにAVCHDカムコーダーでDVDメディアに録画したビデオは再生のみ対応


【質問7】過去にHDD&DVDレコーダーやD-VHSに保存したハイビジョン番組をストリームのまま取り込んで、BDに書き直すことは可能?
【松下 ○】 上位モデルの『DMR-BW200』は、同社製D-VHSからHDDへのダビング、i.LINK端子を備えた同社製ハイビジョン対応HDD&DVDレコーダーからHDDにムーブが可能。また、2機種ともカートリッジ付きのBD-RE(バージョン1.0)に書き込まれたコピーフリー番組も取り込める
【ソニー △】 カートリッジ付きBD-RE(バージョン1.0)に記録したコピーフリーのコンテンツに限って、HDDにダビングできる


【質問8】過去にDVDに焼いたアナログ放送の番組を1枚のBDにまとめられる?
【松下 ○】 DVD-R/RW/RAMとも無劣化でHDDにダビング可能。ただし、BDメディアに書き込むときにトランスポートストリーム(TS)への変換処理が必要になる。なお、DVDにムーブしたコピーワンスのデジタル放送の番組は取り込めない
【ソニー ○】 再生できるディスクであれば、再エンコードしながらダビングできる。無劣化ダビングには非対応。こちらも、DVDにムーブしたコピーワンスのデジタル放送の番組は取り込めない


【質問9】ワンタイトル/8時間のデジタル放送の番組、ストリームのままBD-R/REに分割して書き込める?
【松下 ○】【ソニー ○】 タイトル分割機能を使い、複数枚に分けて書き込める


【質問10】BD-R/REにムーブしたハイビジョン番組はPCで再生できる?
【松下 ○】【ソニー ○】パソコン側のプレーヤーソフトが“BDAV”フォーマットの再生に対応していれば可能


次ページより、10の質問の中からいくつか要点をピックアップして、操作画面付きで詳しく紹介していこう。

お詫びと訂正:【質問8】における松下の回答で、“トランスポートストリーム(TS)”と記載すべきところを、“プログラムストリーム(PS)”と記載しておりました。訂正してお詫び申し上げます。


[次ページ]

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