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陸上選手の為末大氏が語る“Nike + iPod”の魅力とは?

2006年10月30日 07時25分更新

文● 編集部 広田稔

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(株)ナイキジャパンは28日、東京と大阪で“Nike + iPod”の体験イベントを開催した。会場は、東京ではApple Store Shibuyaとマルイシティ渋谷、大阪ではApple Store ShinsaibashiとNIKE OSAKAの4ヵ所。

イベント内容は、同社が当日発売した“Nike + iPodスポーツキット”と専用シューズ、およびiPod nanoを使って、トレッドミル上を試走できるというもの。Nike + iPodスポーツキットの詳細は、以前の記事を参考にしてほしい。

当日はマルイシティ渋谷に、格闘家の宇野薫(うのかおる)氏、陸上選手の為末大(ためすえだい)氏、格闘家の秋山成勲(あきやまよしひろ)氏がゲストとして登場し、トークライブを開催した。今回は為末氏のトークをレポートしよう。

会場 トレットミル
イベント会場のひとつ、東京・渋谷にあるマルイシティ渋谷。トレッドミルを使って実際に試走できた

ロッキーのテーマは「血がたぎる」

為末大氏
陸上選手の為末大氏。陸上の世界大会におけるトラック種目で、日本人初となる2つのメダルを獲得するという快挙を成し遂げた

為末氏は、Nike + iPodを使ったランニングについて、「音楽を聴きながら走るのは気持ちがいい」とコメント。さらに「陸上選手は走っているときに自分の足音を聞いている。iPod側でその足音に合わせて曲のテンポを調節してくれると、より気持ちよく走れる」と新機能も要望していた。

また、Nike + iPodには、距離やペースなどのデータを、走行中に声でフィードバックしてくれる機能がある。例えば、自己記録を破った際には有名アスリートが特別なメッセージで祝ってくれるが、実はこの中に為末氏バージョンも含まれているという。メッセージについて為末氏は「2~3時間かけてたくさん収録した」と語った。

そのほかNike + iPodでは、走行中、ここ一番のタイミングで元気を出すために聴く“パワーソング”という曲も設定できる。為末氏のパワーソングは、iPodのCM曲でも知られるBlack Eyed Peasの曲や、ロッキーのテーマなど。ロッキーのテーマについては「血がたぎる」と触れていた。

トークイベントでは、4会場をインターネットでつないでストリーミングするという試みも行なわれた。大阪・NIKE OSAKAの観客からは、「恋愛が苦手なんですが、アドバイスが欲しい」という予想外(?)の質問が飛び出したが、「スタートダッシュだと思う(笑)。初めてのデートが大切」と笑顔で答えていた。



インタビュー
インターネットでつながれた別の会場の司会者も為末氏にインタビューしていた
4会場を同時に表示 走行距離
左右合わせて4つのディスプレーに、4会場を同時に表示各会場の走行距離。夕方5時の時点では、4会場合わせて100kmほど走っていた
ランナー Apple Store Shibuya
トーク中もランナーがトレッドミル上を走行しており、その様子が各イベント会場に中継されたApple Store Shibuyaの様子。夕方になると店内は混雑し、Nike + iPodに興味を示すお客も多かった


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