【Adobe MAX 2006レポート Vol.8】クリエイター同士のプレゼン大会“MAXUP”に果敢に挑んだサムライ――バスキュール亀田氏
2006年10月31日 17時52分更新
今年の“MAX”では初の試みとして、クリエイター同士が自分の開発したコンテンツやアプリケーションのプレゼンテーションを行なう“MUXUP”というイベントが行なわれた。名前から想像できるように、いわゆる“マッシュアップ”(技術を持ち寄って加工し、新たな技術の創造を目指す手法)を目的としたイベントで、昨年までは“サロン”形式で自由参加的に行なっていたのだが、今年は主催者(米アドビ システムズ社)が取り仕切ってひと組あたり15分の持ち時間でプレゼンテーションする、というイベントになった。
海外のデベロッパー/クリエイターを相手に、日本から参加して自社の活動内容をプレゼンテーションした、バスキュールの亀田氏 |
米国で開催され、米国や英語圏の参加者が多いMAXだけに、MUXUPのプレゼンテーターにも米国からの申し込みが多かったそうだが、そんな中に日本から果敢に挑戦した二組があった。ひとつはFlex Users Group(FxUG)で、日本でFlexによるサービス/アプリケーション開発を啓発するユーザーグループだ。そしてもうひとつがウェブサイト制作やウェブアプリケーションの開発などを請け負う(株)バスキュールの亀田氏だった。ここでは、亀田氏にMUXUPに参加した目的や成果などを聞いてみた。
MSN Japanで行なった“9-Hour Gesture!”イベントの模様。複数の参加者がジェスチャーを見て答えを推理、入力するというクイズ。ジェスチャーをする出題者は、寄せられた回答を見ながら、さらにヒントとなるジェスチャーを出す |
ちなみに、ここでアドリブとして披露されたイベントとは、昨年MSN Japanで実施された“9-Hour Gesture!”というもので、ウェブカメラでバスキュールの社内にいるスタッフがジェスチャーでクイズを出し、参加者はFlashバナーの入力ボックスに回答を入力すると、自動的に送信されるというもの。一度に10人が参加でき、9時間に渡って述べ約1500人が楽しんだという(現在もバスキュールのサイトで当時の模様が参照できる)。
“9-Hour Gesture!”の制作風景 |
また、Apolloの“eBayアプリケーション”で、商品紹介の画面にLive中継の画像を入れ込んでいたデモには、RIAの新しい可能性を感じました。