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【Adobe MAX 2006レポート Vol.8】クリエイター同士のプレゼン大会“MAXUP”に果敢に挑んだサムライ――バスキュール亀田氏


2006年10月31日

今年の“MAX”では初の試みとして、クリエイター同士が自分の開発したコンテンツやアプリケーションのプレゼンテーションを行なう“MUXUP”というイベントが行なわれた。名前から想像できるように、いわゆる“マッシュアップ”(技術を持ち寄って加工し、新たな技術の創造を目指す手法)を目的としたイベントで、昨年までは“サロン”形式で自由参加的に行なっていたのだが、今年は主催者(米アドビ システムズ社)が取り仕切ってひと組あたり15分の持ち時間でプレゼンテーションする、というイベントになった。

バスキュールの亀田氏
海外のデベロッパー/クリエイターを相手に、日本から参加して自社の活動内容をプレゼンテーションした、バスキュールの亀田氏

米国で開催され、米国や英語圏の参加者が多いMAXだけに、MUXUPのプレゼンテーターにも米国からの申し込みが多かったそうだが、そんな中に日本から果敢に挑戦した二組があった。ひとつはFlex Users Group(FxUG)で、日本でFlexによるサービス/アプリケーション開発を啓発するユーザーグループだ。そしてもうひとつがウェブサイト制作やウェブアプリケーションの開発などを請け負う(株)バスキュールの亀田氏だった。ここでは、亀田氏にMUXUPに参加した目的や成果などを聞いてみた。

[編集部] Adobe MAX(昨年まではMacromedia MAX)にはこれまで何回参加されているのでしょうか? またその目的は?

[バスキュール 亀田氏] 今年が初めての参加です。弊社はFlashを含むコンテンツやアプリケーションを多数制作しているので、Flashを含む各種Adobe製品の最新動向をいち早くつかんでおきたかったことが一番の理由です。また、同種の興味を持つ開発者との親交も、国の内外を問わず深めたかったというのも理由にあります。

[編集部] MUXUPに参加したきっかけは?

[バスキュール] MAXのような世界中のFlash/Flex関係者が集まるイベントに参加することで、我が社の活動を世界中の皆さんに知ってもらういい機会になると考えたからです。日本のアドビ システムズの皆さんからMUXUPの情報を聞き、協力を仰ぎながら参加させていただくことができました。

[編集部] 準備期間はどれくらいかけたのでしょうか?

[バスキュール] 出発前にばたばたしてしまい、出発の前日と発表日(25日)の朝にスライド資料をあわてて制作したのが実情です。ただ、プレゼンの当日はインターネット回線が上手くつながらなかったため、用意していたデモンストレーションができず、偶然HDDに入れてあった、過去に実施したイベントのビデオを再生して、ほぼ全編アドリブで説明した次第です。

“9-Hour Gesture!”イベントの模様
MSN Japanで行なった“9-Hour Gesture!”イベントの模様。複数の参加者がジェスチャーを見て答えを推理、入力するというクイズ。ジェスチャーをする出題者は、寄せられた回答を見ながら、さらにヒントとなるジェスチャーを出す

ちなみに、ここでアドリブとして披露されたイベントとは、昨年MSN Japanで実施された“9-Hour Gesture!”というもので、ウェブカメラでバスキュールの社内にいるスタッフがジェスチャーでクイズを出し、参加者はFlashバナーの入力ボックスに回答を入力すると、自動的に送信されるというもの。一度に10人が参加でき、9時間に渡って述べ約1500人が楽しんだという(現在もバスキュールのサイトで当時の模様が参照できる)。

“9-Hour Gesture!”の制作風景
“9-Hour Gesture!”の制作風景

[編集部] MUXUPやMAX全体で特に印象に残った内容は?

[バスキュール] AdobeとMacromediaがひとつになって初めてのMAXということで、両社製品の連携の深まり、またApolloに強い興味を持って参加したのですが、新生Adobeのビジョンを垣間見ることができてよかったと思います。特にPhotoshopのデータをFlashに“ほぼ全情報を保持したまま”持ち込めるといったデモは、両社の連携が私たち(デベロッパー/クリエイター)にもたらす恩恵を分かりやすい形で端的に示しているものだったと思います。
また、Apolloの“eBayアプリケーション”で、商品紹介の画面にLive中継の画像を入れ込んでいたデモには、RIAの新しい可能性を感じました。

[編集部] 来年もMAXに参加されますか? また、MUXUPに参加してみたいですか?

[バスキュール] 個人的にはぜひ参加したいですが、来年は弊社からまた違う人間が参加した方が有意義だと思っています。

(編集部 佐久間康仁)


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