このページの本文へ

ソニー、“VAIO”のビジネス戦略についての発表会を開催――全体の売り上げの30%を目指す

2006年11月01日 19時05分更新

文● 編集部 橋本 優

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニー(株)は1日、法人向けVAIO事業戦略会を都内で開催した。ここではその模様をお伝えする。なお、発表会ではVAIO新ラインナップとなる“type G”についての発表も行なわれたが、その詳細はこちら

type G
“type G”(左)と笑顔が素敵なお姉さん

同社では、ビジネスユーザー1300社を対象にした調査を実施し、「モバイルパソコンの選定時の重視機能・性能」について明確化。ビジネス向けモバイルパソコンにおいて、市場で求められているのは以下の性能や機能であることを導き出したという。

  • 軽量/薄型
  •     
  • 堅牢設計
  •     
  • 長時間駆動
  •     
  • 所有感

特に、所有感については、ある自動車メーカーの「私たちは、お客様の所有感を満たす最高品質の自動車を販売しています。ですから、商談時に使うパソコン、品位のあるものを使ってプレゼンしたいのです」という意見を引き合いに出し、高級感やデザインなども重要な選択ポイントであることを強調した。

type Gの重量を会場で測定
“type G”の重量を会場で測定

それらの調査結果を反映した製品として“type G”を紹介。12.1インチ液晶パネル搭載ノートパソコンとしては世界最軽量だという約898gの重量を実現し、高さ72cmからの落下試験などをクリアした堅牢性、Lバッテリーで約12.5時間の連続駆動時間などが特徴という。

石田佳久氏
ソニーのVAIO事業本部 本部長の石田佳久氏

登壇したVAIO事業本部 本部長の石田佳久(いしだ よしひさ)氏は、現在は全体の10%未満である法人向けVAIOについて、「拡大していきたい」との意向を示し「2009年には国内で(VAIO全体の)30%の売り上げを法人向けビジネスから上げていこうと計画している」と語った。

鈴木功二氏
ソニーマーケティング(株)の執行役員である鈴木功二氏

ソニーマーケティング(株)の執行役員である鈴木功二(すずき こうじ)氏は、法人向けVAIOのマーケティングについて“VAIO BUSINESS”というブランドネームで展開していくことを明らかにした。その中では、スペック固定の“法人向け標準仕様”と仕様選択が可能な“法人向けカスタマイズモデル”の、大きく分けて2つのラインナップを提供していくという。

また、type Gの発売に合わせ、現在発売中の“type T”や“type F”、“type S”といったモバイルパソコンに関しても法人向けモデルを展開。合わせて11モデル、カスタマイズモデルでは200万パターンの製品ラインナップを揃えるという。

法人向けサポートプログラム
法人向けサポートプログラム

さらに法人向けサポートプログラムとして、24時間見積もりに対応する“法人お客様専用購入相談デスク”や、破損や水漏れなどによる故障にも対応可能な“3年保証”、修理担当者が現場に赴いて修理を行なう“翌日オンサイト修理サービス”なども提供する

このほか、購入を検討している法人ユーザー(抽選で300人)に対して、2~3週間無料でtype Gを貸し出す“Gトライアル”キャンペーンを実施。募集は3回(各々100名ずつ)に分けて行なわれ、申し込みは専用サイト(http://www.jp.sonystyle.com/GTRIAL)から可能となっている。応募期間は、第1回が本日から24日15時まで、第2回が今月27日から12月17日15時まで、第3回が2007年1月8日から2月9日17時まで。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン