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NTT Com、台湾沖地震で通信障害が発生と発表

2006年12月28日 18時09分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は28日、26日21時30分ごろに台湾南西沖の海底を震源として発生した地震の影響により、台湾南西部の広範囲で多数の国際通信用海底ケーブル群が損傷し、ユーザーの通信サービスが利用できなくなっていると発表した。同社は、当面の措置として他ルートによる迂回救済、各国通信事業者と緊密に連携した救済回線の新設/収容替えなどを実施し、順次回復を図っている。

企業向けデータ通信サービスは、専用線サービスが146回線の内、120回線が回復、フレームリレーが18回線の内、16回線が回復、IP-VPNが70回線の内、69回線が回復、ATMが9回線の内、7回線が回復している。

インターネット接続サービスについては、グローバルIPネットワークサービスがアジア域内のIPバックボーン回線の一部を除き回復したが、一部で遅延が続いているという。

国際電話の付加サービス機能(国際フリーダイヤル、国際プリペイドカード)については、インドネシア、オーストラリア、シンガポール、スリランカ、タイ、ベトナム、香港、マレーシアの9ヵ国から日本国内への利用ができない状態という。通常の国際電話は、迂回措置を実施しており、通信が集中して1部つながりにくい状態になっている。

同社では、順次回復を図っているが、ケーブルの張替えなどのため、一部サービスの完全復旧には長期間かかるとしている。

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