このページの本文へ

【Macworld 2007 Vol.1】ウワサは本当だった!! アップル製携帯電話機“iPhone”が登場

2007年01月10日 06時32分更新

文● 編集部 広田稔

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米国時間の10日、Macの展示会“Macworld Conference & Expo/San Francisco 2007”がついに開幕した。冒頭では、米アップル社CEOのスティーブ・ジョブズ氏が登壇し、ネットワークメディアセンター『Apple TV』と、Mac OS Xを採用する携帯電話機『iPhone』を発表した。

スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズCEO

Apple TV

Apple TVは、40GBのHDDを内蔵したテレビに接続して使うネットワークメディアセンター。開発コード名で“iTV”と呼ばれていた製品だ。価格は299ドルで、出荷予定時期は2月。日本でも3万6800円で2月に発売される。

Apple TV
“Apple TV”

iTunesを使って1台のパソコンと同期し、映像/音楽/写真などをHDD内に保存して再生できる。10/100BASE-TのEthernetとIEEE 802.11b/g/nの無線LANを内蔵し、ネットワーク経由で5台までのパソコンからコンテンツを取得してストリーミング再生することも可能だ。

出力端子は、映像がHDMIとコンポーネント、音声が光デジタルとRCAを備える。ビデオ解像度は720pをサポート。赤外線リモコンの『Apple Remote』が付属し、遠隔操作が可能だ。対応テレビは480p/720p/1080iのワイド画面を備えたもの。パソコン側の対応OSは、Windows XP(SP2)、Mac OS X 10.3.9以上。本体サイズは幅197×奥行き197×高さ28mmで、重量は1.09kg。


iPhone

iPhoneは3.5インチ/320×480ドットのタッチスクリーンを搭載する携帯電話機。通信方式はGSM 850/900/1800/1900MHzで、日本では利用できない。フラッシュメモリー容量が異なる4GBモデルと8GBモデルを用意。価格は4GBモデルが499ドル、8GBモデルが599ドル。出荷時期は、米国内が6月、欧州が第4四半期、アジアが2008年。

iPhone
“iPhone”

OSにはMac OS Xを採用する。ワイヤレスデータ通信機能として、IEEE 802.11b/gの無線LANとBluetooth、EDGE(米シンギュラー社のデータ通信)を内蔵。背面には2メガピクセルのカメラも備える。連続通話時間は5時間、音楽の連続再生時間は16時間。本体サイズは115×61×11.6mmで、重量が135g。

タッチスクリーンを採用し、指でインターフェースを操作できるのが特徴。例えばスクロールバーを上下したり、ショートメッセージの入力を行なえる。iTunesを使い、Macの写真/音楽/ビデオなどを同期して再生することも可能だ。写真/音楽/ビデオなどの再生時に本体を横に倒すと、表示内容も合わせて回転される。

ウェブブラウザー『Safari』やウィジェットなど、Mac OS Xでも採用するソフトウェア技術を採用。Google Mapsも備えており、地図を調べられる。パソコンの電子メールも受信可能。プロトコルはIMAP/POP3で、Yahoo! Mailでは、メールが届くとiPhone側に自動で配信してくれるプッシュ型サービスをサポートする。



カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン