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コールバックを用いた国内向け低価格発信サービス“フュージョンでSkype”


2007年1月10日

フュージョン・コミュニケーションズ(株)とウェルトーン(株)は10日、東京・大手町のフュージョン社内会議室にプレス関係者を集め、9日に両社が発表したSkypeから固定電話/携帯電話などに発信する新サービス“FUSION IP-Phone for Skype”(通称:フュージョンでSkype)の詳細を説明した。

“FUSION IP-Phone for Skype”の概要
“FUSION IP-Phone for Skype”の概要

発表内容は料金などは昨日のニュース記事を参照いただきたいが、要旨は以下の通り。

  1. フュージョンのIP電話サービスに加入し、050番号を取得(初回に番号発行手数料525円)
  2. その050番号にかかってきた通話をSkypeに着信転送させる“Multi-Gateway for Skype”サービスに加入(無料、ここまでは既存のサービス)
  3. 今回新たに提供される“フュージョンでSkype”に加入し(無料)、専用クライアントを導入することで、Skypeの電話帳機能“コンタクトリスト”で選択した相手、もしくは固定電話/携帯電話などの一般回線にフュージョンIP電話回線経由での発信が可能

平山義明氏
フュージョン・コミュニケーションズの営業本部副本部長の平山義明氏
上住哲也氏
ウェルトーンの取締役 営業本部長の上住哲也氏
岩田真一氏
Skype日本オフィスのGeneral Managerの岩田真一氏。日本の現時点でのSkype登録者数は約400万人だという
記者向け説明会の出席者

利用料金は、フュージョンIP電話に準じた月額基本料399円と通話料金(固定電話なら3分8.4円など)が必要。支払い方法は提携クレジットカードのみ対応。ルクセンブルクのスカイプテクノロジー社(Skype Technologies S.A.)が提供する固定電話/携帯電話番号向け発信サービス“Skype Out”との併用も可能だが、Skype Outは先払いシステム“Skypeクレジット”を事前購入する必要があり(フュージョンでSkypeは月極の後払い)、通話料金などを考慮しても国内向け通話であればフュージョンでSkypeのほうが割安になるとしている。

表 価格比較(2007年1月10日時点)
Skype Outの通話料金(1分あたり)同3分通話時
Skype同士0円0円
固定電話宛て2.660円7.98円
携帯電話宛て17.500円52.50円
“フュージョンでSkype”の通話料金
(1分あたり)
同3分通話時
Skype宛て/
フュージョンIP電話同士
0円0円
固定電話宛て――8.4円(3分あたり)
携帯電話宛て16.8円50.4円
PHS電話宛て12.6円+1通話10.5円37.8円+10.5円

そのほか、Skype Outとの違いとして、

  • 割り当てられた050番号が相手に通知できる
  • 安定した通話品質を提供可能(フュージョンのIP電話網を経由するため、一般的なインターネット経由よりも回線品質が高いという)

などを挙げている。

通話の仕組み
“フュージョンでSkype”を使った場合の通話の仕組み
ユーザーの画面遷移
通話時のユーザーの画面遷移

通話の仕組みは、コールバックによるMulti-Gateway for Skypeを利用したもの。最初にユーザーのSkypeソフトから通話相手を選択(もしくは電話番号を入力)すると、フュージョンのゲートウェイにアクセス。送信者と通話先の番号を取得したゲートウェイが、通話先にコールバックの指令“クリックコールリクエスト”を出す。先方の端末がこれを受けて送信者の番号に発信(コールバック)し、ゲートウェイが送信者と通話先を接続して通話が始められる。

Skypeソフトの設定メニュー
Skypeソフトの設定メニューで、Skype Outを使うか“フュージョンでSkype”を使うか切り替えられる

一見すると複雑そうだが、ユーザーはSkypeソフトの環境に専用クライアント(Multi-Gateway for SkypeクライアントソフトとFUSION IP-Phone for Skypeソフト)をインストールして初期設定を行なえば、あとは通常のSkypeによる通話と同様の手順で固定電話/携帯電話への発信が行なえる。なお、同サービス(050番号の付与や接続)は原則として国内での利用を前提に提供するものだが、海外にSkype端末(パソコンなど)を持ち出した場合でも、インターネットに接続していれば同じ料金/手順で通話などのサービスが受けられるという。

なお、FUSION IP-Phone for Skypeソフトはまず今月15日にウェルトーンのSkype対応端末“フュージョンでSkypeスターターキット(USBハンドセット版/イヤフォンマイク版)”に添付する形で提供される(関連記事)。その後、2月1日(予定)にはスターターキットを購入しなくても申し込める専用ページがフュージョンに用意され、特にハードウェアを購入しなくてもサービスを受けられるようになる。同社では「今後月に1万番号の増加を目指していきたい」(フュージョン平山氏)と目標を掲げた。

(編集部 佐久間康仁)


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