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銀座の中心で白球を追う……Xbox 360用卓球ゲームの日本一を決める64人トーナメントにASCII24として出場してきた


2007年1月15日

ハイレベルな64人トーナメントを制したのは果たして!?

レベルの高さを見た大会前の様子

前述したようにトーナメントはまず、参加者を8人ずつ分けて、8つのトーナメントに組み合わせることで予選を行なった。ただ、実際の大会では参加者が64人に少々届かなかったのか、わずかに空欄がありシード選手となったラッキーな参加者もいたようだ。決勝トーナメントに進むには最大3回勝ち抜く必要があり、トーナメント開催前に試遊台でプレイする参加者のレベルの高さを見ても、勝ち抜くのも難しいと思われた。

筆者は2006年11月にXbox 360を購入したばかりの、いわば新米360ユーザーだが、ほぼ同時に本ゲームを入手してやりこんできた。だが、『ブルードラゴン』『ロストプラネット』など怒涛のように発売されたゲームソフトの影に隠れ、少々卓球からは遠ざかっていたのだが、本大会開催の知らせを受けて練習を再開し、本大会に向けて調整してきた。もちろん、大会の取材が第一なのだが、しかし賞金10万円をはじめとする豪華賞品の数々には目がくらむ……。そんなわけでASCII24として、いやASCIIの代表としてトーナメントに参加することとなった。

ポーズ
とりあえずポーズをつけてみたものの、緊張が隠せない筆者

2人対戦時の違いとルールを掴むのが勝利の法則

ネット対戦では自分のキャラが常に手前にいるが、本大会では1つのディスプレーを利用し、卓球台を挟んで手前と奥にそれぞれのキャラが配置される形になる。このため奥のキャラは“Xボタン”“Aボタン”を利用したサイドスピンの曲がり方が逆になる。プレイヤーのほとんどが奥でのプレイ経験がなかったようで、この変化をいち早く掴んだ人が勝利の決め手の一因にあるようだ。さらに、7ポイント1ゲーム制の大会用ルールは、非常にスピーディーな展開になり、スタートダッシュが重要。流れに乗れないまま、取り戻せずに終わってしまうケースも多かったようだ。

本ゲームには11人のキャラクターがおり、それぞれトップスピンが強い攻撃型やバックスピンが得意な守備型などの特徴が付けられているが、本大会ではサイドスピンが強く、ボールコントロールが良いドイツ人の“JUERGEN(ユルゲン)”が一番人気のようだった。圧倒的にこのユルゲンが多く、次いでバックスピンが得意で鉄壁の守備を誇る“LUC(ルック)”が多い印象だった。最近の本ゲームの戦術のトレンドとして、サイドスピンで左右に散らしながらバックスピンで相手のミスを誘う、いわゆる“待ち”の戦術が流行としてあり、それがキャラの選定としても表れているものと思われる。

筆者はこの一番人気のユルゲンを持ちキャラとしていた。強烈なサイドスピンによる左右への揺さ振りと、ボールコントロールの良さからくるアウトのなり難さが魅力で、とにかく使いやすいキャラ、というのも人気の理由である。

第1戦目
第1戦目にしていきなりユルゲン同士の対決。6-5と攻められるがなんとかギリギリ勝利! 対戦相手のタカセさんは10月にXbox 360と共にTable Tennisを購入したが、最近はちょっとほかのゲームに浮気をしていたよう

予選トーナメントでは、各ブロックで白熱した戦いを見せ、本ゲームの開発元であるRockstar Gamesの柳川さんの実況も合わせて、息を呑むような試合もあちこちで行なわれていた。ここで注目だったのはやはり特別ゲスト同士の対決。どうしてもゲームに集中してしまい、プレイ中は体が止まってしまっているが、この特別ゲスト対決では、手先だけでなく体全体も使った熱い対戦を見せ、会場全体がこの試合に集中してしまうほどだった。

猪木 vs 清原
“猪木 vs 清原”という異色の戦いが見られた予選。もちろんどちらも本人ではありませんが

1球ごとに歓声も上がった決勝トーナメント

決勝トーナメントでは、各予選トーナメントを勝ち抜いた8名が集結。なんと筆者も運良く決勝へとコマを進めることができた。だが、全体としてのサプライズはやはり特別ゲスト、アントキの猪木さんの決勝進出だろう。「ゲームは20年来やっておらず、今日初めてこのゲームに触った」と語るアントキの猪木さんだったが、持ち前のセンスの良さからかトーナメント開始前までに腕前がメキメキと上昇。「練習ではずっと俺が勝ってた」と語るリトル清原さんを打ち破り、見事に決勝トーナメントへと進出した。

決勝進出
決勝に進んだ8人。ここでもやはりプロのアントキの猪木さんが目立つ目立つ

そして、筆者の決勝1回戦目の相手は、このアントキの猪木さん。立場的に少々難しい場面もあったが、すみません、ここは仕事を忘れて全力で勝たせていただきました。

握手
試合前は紳士的にガッチリと握手……
試合前
と、思いきや突き飛ばし!すでに試合は始まっているのだった!

しかし、決勝へと勝ち上がってきただけにその実力はなかなかのもので、試合が始まる前までは相手を少々甘く見ていたものの、必死のサイドスピンをリターンしてきたり、逆サイドを突かれるなどヒヤリとする場面も多くあった。

アントキの猪木さんが繰り出す“アリキック”“逆水平チョップ”など、リアルプレッシャーも脅威的だ。その後、アントキの猪木さんには何とか勝利したものの、続く準決勝戦にて同じくユルゲンを操る菊池さんにスマッシュショット5連発を打ち込まれるなど圧倒され、第3位に留まることになった。

アリキック
アリキックを放つ猪木と避ける筆者。ちなみにアリキックとは、1976年日本武道館で行なわれたモハメド・アリとの異種格闘技戦で、寝転んでいる相手に有効打を出せないアリに対して猪木が放った蹴りのこと
奇跡
リトル清原さんも含めた奇跡のスリーショット。この間も猪木さんは動きまくり。さすがだ。これらの素晴らしいショットを押さえてくれた友人に感謝です
トロフィー
第3位の筆者に送られたトロフィー。意外とずっしりとしていて、豪華な作りです。副賞はディズニーリゾート1日パスポートをペアで

なお、この日一番大会を盛り上げた人に送られる“Xbox360賞”(Xbox 360コアシステムとブルードラゴンがセットになった“ブルードラゴン プレミアムパック”が賞品)は、満場一致でアントキの猪木さんに送られた。アントキの猪木さんは「えっ!?本当にもらっちゃっていいの?」と素で驚きながらも、うれしさを隠し切れない様子でブルードラゴン プレミアムパックを掲げていた。

Xbox 360賞
ブルードラゴン プレミアムパックを受け取るアントキの猪木さん。是非ともTable Tennisも!

64人のトップに立ったのはユン・スーを操る大丸さん!

決勝戦は、ユルゲンを操る菊池さんと強烈なトップスピンが持ち味のパワープレイヤー“JUNG SOO(ヤン・スー)”を操る大丸さんの対戦となった。実はこの2人、10年来の友人同士であり、菊池さんからこの大会へ誘ったのだと言う。

決勝前
友人同士ということもあり、気恥ずかしさと気まずさ、そして緊張感が漂う2人。今だけは敵だ

試合展開としては、速いトップスピンによるカウンターを主とした、キャラ通りの攻撃的なプレイスタイルで大丸さんが序盤から菊池さんを圧倒。一方、菊池さんは最初のサーブにて、ネットにかかるフォルトを出してしまうなど、決勝戦のプレッシャーからか随所でミスが出てしまい、7-3の点差で大丸さんが優勝し、賞金10万円を獲得した!

優勝
ヤン・スーを操る大丸さんが見事に勝利!
勝利者コメント
「XboxLive上でまだまだ卓球をやっていますので、今度はネットで対戦しましょう」と語る大丸さん
ラスト
ラストは参加者全員による“1・2・3・ダー!”そしてXbox 360にちなんだ“Xジャンプ”で締め!

北米では大人気を誇るXbox 360だが、日本国内では本体発売から1年強で約30万台の販売台数と、任天堂(株)の『Wii』、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の『PS3』に比べてイマイチ波に乗り切れていない。しかし、2006年後半までは月ごとに1000〜3000台前後しか売れていなかった販売台数も、年末商戦では『ブルードラゴン』などのキラーソフトの存在もあって、年が明けるまでに毎週2万台近くを売り上げるなど、確実に波は来ている印象だ。

まだまだ一般層への認知度という点では、ほかの2機種に及ばない点は否めないが、こうしたゲームイベントなどを通じて、より多くの人にXbox 360の楽しさ、そして肝心のゲームコンテンツの楽しさをどんどん伝えていってもらいたい。

(編集部 飯塚岳史)


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