製品説明会では、ソニーマーケティング(株)モバイルネットワークプロダクツマーケティング部統括部長の畑井尚也氏によって、ソニーが予測する2006年度(2006年4月〜2007年3月)のカムコーダの出荷台数や金額などが明らかにされた(図1)。畑井氏は、2006年度はカムコーダーの出荷台数は減少するものの、ハイビジョン品質での録画に対応するモデルやHDDに記録できるモデルなど付加価値の高い製品の存在により出荷金額は維持されるとしている。
畑井氏は合わせて、ビデオフォーマット別の出荷構成比の推移と2006年度の予測を紹介(図2)。2年前はminiDVカセットに映像を記録するDVフォーマットが80%以上だったが、2005年度には50%程度になっている。DVDやHDDなど扱いやすいメディアにDVフォーマットと同程度の映像品質で記録できるカムコーダが登場している以上、ソニーの予想にあるとおりDVの衰退は時間の問題といえるだろう。それも気になるところだが、この推移表で特に注目したいのは2005年度のグラフにあるHD(ハイビジョン)の7%。一般ユーザー向けのHD対応カムコーダーといえば、現時点では事実上ソニーのHDR-HC1しかない状態であり、この数字は特筆すべきものがある。2006年度は出力装置であるテレビのHDサポートなどがさらに進むことを考えれば、その数字の増加も大いにありうるだろう。ソニーは、同社のHD対応カムコーダーで、カムコーダー市場全体の15%を獲得することを目標としている。
 |

【図1】国内におけるカムコーダの出荷台数と金額の推移 |
 |

【図2】ビデオフォーマット別の出荷構成比の推移 |