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【あなたの知らない検索エンジンの秘密】検索エンジンに嫌われる方法教えます


2002年8月28日

検索業界をめぐる今週の噂――ライコス・ジャパンはどう動く?

筆者のジェフ・ルート
筆者のジェフ・ルート(Jeff Root)。イージャパン(株)(http://www.ejapaninc.com/)でチーフSEOスペシャリストとして働く。日本には出たり入ったりで早や10年。北米と中央アメリカでも、SEOの仕事の経験を積んできた。

米テラ・ライコス(Terra Lycos)は最近、インサイト・アドバイヤー(Insite Adbuyer)という名前の独自の広告型検索エンジンを提供しはじめた。このインサイト・アドバイヤーというのは、米ファインドホワット・ドットコム(findwhat.com)のテクノロジーを使っていて、まあ基本的には最近日本にも進出してきた米オーバーチュア(Overture)と同じような考え方に基づくエンジンだ。この不景気の時代に、オーバーチュアの大成功は業界の注目を激しく集めていて、グーグル(Google)がアドワーズ・セレクト(Adwords Select)というサービスをはじめたのをはじめ、みんなが右にならえでオーバーチュア型の広告エンジンを次々とスタートさせている。

実はライコスは以前からオーバーチュアとも契約していた。これからはライコスで検索すると、ライコス独自の検索結果に加えてオーバーチュアの検索結果、インサイト・アドバイヤーの検索結果が並んで表示されることになる。なんだかややこしいね。

さて。そうなると興味をかき立てられるのが、日本のライコスジャパンがどうするかだ。

独自の広告エンジン提供で、今後の展開に注目が集まる米ライコスのウェブサイト
独自の広告エンジン提供で、今後の展開に注目が集まる米ライコスのウェブサイト

日本のオーバーチュアはどうする?

日本のオーバーチュア(株)は当初、「来年第1四半期にスタート」と言っていたけど、どうも11月あたりに前倒しさせるような雲行きだ。彼らはスポンサード・サーチ(キーワードを購入し、そのキーワードが検索された時、スポンサーの広告費に応じて広告主のサイトを検索結果の上位に表示する広告サービス)をグーライコスジャパンの両検索ポータルサイトに提供する計画だ。

ここから先は、推測の話。もし、米ライコスが提供し始めたインサイト・アドバイヤーをライコスジャパンが採用して、日本でも提供するということになったら……。もしそうなったら、日本のオーバーチュアはライコス抜きで、提携先がグーだけでもやっていけるだろうか?

僕の意見は、オーバーチュアはそうなったら、ヤフーと提携しなくてはこの業界を生き抜いていけないだろう、という読みだ。そう、日本最大のポータルであり、向かうところ敵なしのヤフーだよ。ヤフーを見方にしなければ、日本の検索エンジン業界で生き抜いていくのは難しいんじゃないかな。

それにしても、ヤフーがグーグルのアドワーズ・セレクトとオーバーチュアの両方を使うようになるなんて、想像しただけで興味深いと思いませんか?

じゃあグーはどうするんだろう?

グーは独自の路線を歩んで、たったひとりで生きていけるんだろうか?

最近、彼らが始めた“最速ニュース記事検索サービス”はすばらしい。たとえばこの検索エンジンに“SEO”というキーワードを入力してみよう。なんと2番目に、先週の僕のコラムがランキングされている! この検索結果からわかるのは、このエンジンが非常に新鮮かつ適切な検索結果を表示してくれていることだ。でも問題点もある。“SEO”で検索すると、なんと14のサイトしかリストアップされない。たぶんインデックスがかなり小さいのだろう。今後の充実を期待したいね。

米ヤフーはどうなる?

“最速ニュース記事検索サービス”で“SEO”を検索し、検索結果の2番目をクリックして僕の先週のコラムを読んでみてほしい。米ヤフーに検索エンジンを提供するというグーグルの契約が9月末で満了になるっていう話が載ってる。いまは提携してるパートナーである、ヤフーとグーグル。でも潜在的には、この2つはたいへんなライバルだ。

ワンスタット(onestat)による新しい調査結果が公開されている。ウェブの検索エンジンで利用されているものの上位7位だ。

  1. グーグル 53.2%
  2. ヤフー 20.4%
  3. MSNサーチ 9.1%
  4. テラ・ライコス 3.7%
  5. AOLサーチ 2.9%
  6. アルタビスタ(AltaVista) 2.8%
  7. LXクイック(lXquick) 2.2%

グーグルは圧倒的だね。
それにしても、いよいよ近づいてきたグーグルとヤフーの契約満了日に何が起きるか。とっても楽しみだ。

それを待ってる間に、“あなたのウェブサイトが検索エンジンに嫌われる法”を読んでいただこうかな。これは面白いよ。書いたのは僕と一緒にイージャパンでSEOのスペシャリストを務めている江沢真紀だ。


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