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【あなたの知らない検索エンジンの秘密】オーバーチュアの日本進出がいよいよ本格化
2002年9月11日
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筆者のジェフ・ルート(Jeff Root)。イージャパン(株)(http://www.ejapaninc.com/)でチーフSEOスペシャリストとして働く。日本には出たり入ったりで早や10年。北米と中央アメリカでも、SEOの仕事の経験を積んできた |
アメリカは11日、9.11同時多発テロの追悼で一色に染まっている。
だからかもしれないが、今週は残念ながら検索エンジン業界に新しいニュースはなさそうだね。
日本では、いよいよオーバーチュア(Overture)の攻勢が本格的になってきた。goo(グー)とライコスジャパンに広告エンジンを提供する契約を結んだのは前にも書いた通りだが、11日にはついにインフォシークともパートナーシップ契約を結んだ。
オーバーチュアの広告エンジンは“スポンサード・サーチ・サービス”という名前で、特定のキーフレーズに対して高い入札価格を提示した順番に企業サイトのリンクを表示する仕組みだ。これでオーバーチュアは、日本の主要な検索ポータルのうち、3社と契約を結んだことになる。残るヤフーやエキサイトはどうするかな? 今後の展開を考えるとドキドキするね。
さて、今週はあまり大きなニュースがないから、SEO(検索エンジン最適化)のテクノロジーについてもう少し学んでみようか。
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日本進出が本格化しつつあるオーバーチュアのサイト。今後が楽しみだ |
古いSEOテクニックの博物館
SEOのテクニックというのは、年々歳々進歩してきている。でもSEOが新しいテクニックを開発すると、検索エンジンの側もそれに対抗するかのように新しいルールを作り、SEOのテクニックを無効化しようとする。それをイタチゴッコと呼ぶべきか、それとも技術開発競争と呼ぶべきかは、人によって異なるところかもしれない。ぼくはSEOと検索エンジンというのは車の両輪のようなもので、お互いを補いながら進化してきたと考えている。
そんなわけだから、SEOが顧客のサイトを検索結果ランキングの上位に入れるためにきわめて有効な方法を発明したとしても、それがしばらく後には無効どころか、検索エンジンに嫌われる有害な方法になってしまっていることもある。たとえば以下のような技術がそうだ。
見えないキーフレーズを詰め込む
背景色と同じテキスト色を使って、キーフレーズをHTMLの中に大量に埋め込んでしまうというテクニック。埋め込まれたキーフレーズは人の目には見えないけれど、検索エンジンのロボットにはよく見えるというわけだ。同じような手法として、キーフレーズをコメントタグやイメージのaltタグなどに詰め込むというのもある。こうしたタグの内容はウェブブラウザーには表示されないからね。でも今はこれは有効じゃなくなった。
メタタグ
キーフレーズを延々と繰り返すテキストでメタタグをいっぱいにしてしまう。メタタグはheadの部分に記述して、そのページの内容をインデックス化することで検索エンジンに検索されやすくするものだ。確かにこれは有効だった。でもあまりにもこのテクニックが流行しすぎて、いまや検索エンジンはメタタグにはまったく注意を払わなくなってしまったんだ。逆に、同じキーフレーズを繰り返して記述しているとそのページを排除する検索エンジンも現われているから注意が必要だ。
ドアウェイページ
キーフレーズのリストを並べただけのシンプルなHTMLページを作り、そこから顧客のメインのサイトに誘導するというのがこの手法。玄関ページ、という意味かな。この方法も使えなくなった。
ページジャッキング
人気のある他の人のサイトを丸ごとコピーして、自分のサイトに置いてしまうというテクニック(?)。身も蓋もないやり方だね。いまこんなことをすると、あきらかに著作権法違反になるからやめた方がいい。
ページとドメインの二重化
同じコンテンツを、複数のドメインのサイトに二重化して置いてしまうというものだ。当然別のサイトとして認識されるから、トータルのアクセス数は増えて……というわけだけど、今は検索エンジンが昔よりずっと賢くなって、同じページを複数のドメインに置いても同じものとして認識してしまうようになった。だから今はこんなことをしてもあまり意味がない。
FFAサイト
FFAというのは、“Free For All”の意味。リンク・ファーム(lin farms)とも呼ばれている。リンクポピュラリティー(他から多くのリンクを得ているサイトは人気が高いという、グーグルが採用して有名になったコンセプト)を簡単に高めるために発明された方法だ。要するに、何百ものリンクを並べただけの無意味なサイトを作り、そこから顧客のサイトへのリンクを張ってもらうというだけ。でもいまやFFAサイトはブラックリストに入っていて、この手のサイトからリンクを張ってもらうのはかえって危険だ。
(ジェフ・ルート/翻訳・編集部 佐々木俊尚)
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