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“Nike + iPod”プレスイベント──アスキー編集者3人が夜の六本木をひた走ってみた
2006年10月25日
待望のNike + iPodがついに日本上陸!
28日に発売を控えている、(株)ナイキジャパンの『Nike + iPod スポーツキット』。“Nike+(ナイキプラス)”シリーズの専用シューズ、およびアップルコンピュータ(株)の『iPod nano』と一緒に利用することで、ランニング時のデータを収集できるという製品だ。
ナイキジャパンは24日、Nike + iPod スポーツキットを使ったランニングをプレスに体験してもらうというイベントを開催した。普段は運動とは縁遠い世界に住んでいるアスキー編集者3人が、無謀にもこのイベントに参加。果たしてランニングは楽しめたのか、その結果を2ページにわたってレポートしよう。
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『Nike + iPod スポーツキット』と第1世代iPod nano |
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イベント会場にはNike +対応シューズがズラリと展示されていた |
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ナイキジャパンは10〜12月に、ウェアやショーツ、ジャケットなどのNike +対応のアパレル製品も発売していく。写真は『ナイキプラス シームレス』で、価格は6825円 |
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左腰にiPod nanoを収納できるポケットがついている |
なお、Nike + iPod スポーツキットや対応シューズについては、以下の記事を参照してほしい。
走ることを飽きさせない工夫が随所に
“nike + iPod”の一連のアイテムを使ったジョギングは、一見すると単に音楽を聴いて走るだけのように思えるかもしれない。もちろんお気に入りのBGMで楽しく走れるというのもポイントのひとつだが、その神髄はデータの収集にある。
ランニング中には靴底に埋め込んだセンサーが足の動きを検知し、走行データをiPod nanoに蓄積していってくれる。家に帰ってきて、iPod nanoをパソコンにつなぐと、ナイキが提供するウェブサイト“nikeplus.com”に走行データをアップロードして、走った距離、時間、走行ペース、消費カロリーなどを確認できる。
こうしてランニングを繰り返し、走行データをnikeplus.comにためていくことで、今まで自分がどれくらい走ったのか、いつものランニングコースにおけるベストタイムは何分なのか、どれくらいのカロリーを消費したのかといった統計情報が得られるわけだ。
漠然と走っているだけでは、果たして効果があったのかどうか分からないランニングも、まとまった数字で見ると改めて「がんばった」と実感できるだろう。ナイキジャパンの広報によれば、すでにNike + iPod スポーツキットが販売されている米国でも、ランニングのデータ収集目的で利用している人が多いという。
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英語版“nikeplus.com”のサンプル画面。左がランニングが終わってデータ収集したときに表示されるもので、距離/時間/スピードなどが分かる。右は各回のランニングごとにどれくらいの距離を走ったか、棒グラフで表示したもの |
さらに面白いのは、nikeplus.comに登録ユーザー同士が競争できる“Community”が用意されているということ。例えば、登録ユーザーのランキングなどでは、走行距離、時間、5kmの最速タイム、10kmの最速タイムという4種類で上位10位を表示してくれる。その際、“日本に住む30〜39歳までの男性”といった感じでデータを絞り込むことも可能だ。
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過去24時間に日本のどの地域でランニングが行なわれ、どのくらいの距離を走ったのか、ランダムに吹き出しで表示してくれる |
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登録ユーザーのランキング画面。すべての国を対象に最も走行距離が長いユーザーを調べると、何と2485kmも走っている! このランキングは非登録ユーザーでも閲覧できる |
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知り合いが登録しているなら“チャレンジ”機能を利用するといい。100kmといった感じで目標を設定し、ユーザー間で誰がいち早く達成できるかを競える。現時点で誰がどれくらい走ったかを棒グラフで確認できるため、他人より自分が遅れていたら「やらなければ」という気にさせてくれる。
目標設定時には“ビリがトップに夕飯をおごる”といった“副賞”も入力しておけるため、気の知れた仲間内ならより盛り上がれるだろう。
インターネットを利用したコミュニケーションで、単に走ること以外にも目標ができる。その目標を達成すると楽しくなるので、またやってみようと思い、長続きする。“ランニング体験を変えましょう。”というNike + iPodのスローガンは、案外、間違っていないかもしれない。
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チャレンジの画面。最大50人まで参加できる |
体力はともかく、モチベーションは上がった
さて、プレス向けの試走だが、六本木ヒルズの周囲1kmをぐるりと回るものだった。Nike + iPod スポーツキットのセンサーをシューズの靴底に、レシーバーをiPod nanoにセット。iPod nanoで目標を1kmに設定して、センサーを認識させれば準備完了だ。日も落ちてビジネスマンや買い物客が帰路に着く中、いざランニングにチャレンジ。
走行コースはグランドハイアット東京を出発して、けやき坂通りをテレビ朝日方面に走行。けやき坂下の交差点を左折し、森タワーを左手に走って六本木通りとの交差点で左折。あとはグランドハイアットに戻ればゴールだ。
……と文章で書けば1段落で済む距離も、日頃の運動不足がたたっている(?)アスキー編集者3名にとっては実に苦難の道。瞬く間に先頭集団から引き離されて、やはりちょっと遅れてのゴールとなった。一緒に走った集団の中には、2周目を軽くこなす参加者もいて、改めて自分の体力のなさを後悔するメンバーであった。
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ああ、先頭集団が離れてく! |
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ちょっと、待って!! |
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気がつけば1人に。ヒルズの夜景がやけにキレイだ |
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走った後はパソコンにiPod nanoをつないで、データをnikeplus.comに転送 |
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『MacPeople』編集部のUさんの走行データ。0.99kmを5分1秒で走破。同じペースで走っているため、全体の波が安定している |
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とはいえ、各人に感想を求めてみると、決して楽しくなかったわけではないようだ。
『MACPOWER』編集部のN氏は、「ランニングは本来孤独なスポーツ。でも孤独ゆえに、自分のペースを確認するのが面倒だし、走り続けるために自分で気持ちを維持しなければならない。そこでNike + iPodを使えば、走っているときに音声で距離や時間を知らせてくれるので、ペースがつかめる」と感じたようだ。
ランニングのデータをインターネット経由で集計できることについても「ウェブページ上で友達と走行距離などを競えるのは新しい楽しみ方だし、なによりモチベーションを上げるのに役立つ」と実感していた。
また、『MacPeople』編集部のUさんは、「走った距離を自動で記録、集計してくれるのが便利。ノートなどにいちいち手で書いていくのは面倒。でも、これなら楽に自分の走った距離や消費カロリーを調べられる。元々、運動するのは苦手だけど、これならちょっとやってみようと思った」と、こちらもデータ集計について興味を持ったもよう。
ただし、「現状では体力がなくて、100m走っただけでも息が上がってしまうのが難点。Nike + iPodの広報写真のように、楽しそうにワークアウトできるようになるのはいつになることやら……」と、理想と現実のギャップにも悩んでいるようだ。
私もデータ集計に興味を持ったクチで、全国ランキングへのランクインを目指して、ゲーム感覚で走れるところが新しいと思った。インターネット経由でデータを集計して、全国のプレイヤーの順位を表示してくれるアーケードゲームのような感覚に近いのだろうか。ランクを上げようと意気込んで、自然と毎日ランニングできるかもしれない。
ナイキジャパンの広報によれば、Nike + iPodの利用者には、プロのランナーもいるという。ランクを競っている見知らぬ相手は、実はプロのランナーだったという可能性もあるのだ。
今後は周囲に一緒に走ってくれる人がいないユーザーのために、見知らぬ人同士でチャレンジできるマッチングシステムを付けてみたり、ソーシャルネットワークのようなメッセージ機能を充実させてみるのもありなんじゃないかと、筋肉痛で変な方向に動く足を揉みながら妄想してみるのであった。
日本オリジナルのワークアウト曲も登場予定
さて、そんなnikeplus.comも、日本語版サイトは、Nike + iPodスポーツキットが登場する28日の時点では完璧ではない。例えば、米国のiTunes Storeには用意されているワークアウト用の曲を集めた“Sport Music”ページが、日本語のiTunes Storeにはない。
ナイキジャパンによれば、nikeplus.comは年内を目標にもういちどリニューアルするという。その際、日本オリジナルのワークアウト曲もお披露目されるそうだ。
また、28日には、Nike + iPodスポーツキットの発売記念イベントが東京/大阪で開催される。時間は11:30〜20:00。会場は4ヵ所で、東京がマルイシティ渋谷とアップルストア渋谷(ともに渋谷)、大阪がNIKE OSAKAとアップルストア心斎橋(ともに心斎橋)だ。
当日はNike + iPodスポーツキットと対応シューズを使い、トレットミルの上を実際に走ってみることができる。各会場はオンラインで結ばれ、会場同士の多元中継やインターネットでのライブ配信も行なわれるそうだ。特別ゲストも来場するので、興味のある人はぜひ参加してみてはいかがだろう。
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渋谷か心斎橋であなたもワークアウト! |
(編集部 広田稔)
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