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【今週の特集】ますます販売好調が伝えられる“デジタルカメラ” 2週連続特集の第1弾は一眼レフタイプに大注目!!


2003年10月11日

レンズ交換式一眼レフ&光学4倍以上の高倍率ズームカメラ、8月以降は異変あり!?

10月11日付けASCII24【今週の特集】では、7月以降に発表された各社のデジタルカメラの中から、特に買い替え&こだわり派が大注目しているレンズ交換式一眼レフカメラ&光学4倍以上の高倍率ズーム対応デジタルカメラに的を絞って製品を集めてみた。来週はよりコンパクトで、いつも持ち歩きながら気軽に撮影したくなるコンパクトデジタルカメラを特集するのでお楽しみに!

絵作りにこだわる方の中には、以前からレンズ交換式の一眼レフタイプデジタルカメラや、レンズ固定ながらも高倍率ズームを搭載した一眼レフデジタルカメラの動向に注目していた人も多いと思う。ただ、今年8月にキヤノンが『EOS Kiss Digital』を発表して、状況は急変したのは間違いない。これまでは失敗も気にせず気軽に何度もシャッターが切れるから、コンパクトなデジタルカメラで十分、と思っていた一般ユーザーでも“EOS Kiss”のブランドを聞くと、「自分にも使える(使いこなせる)一眼レフデジタルカメラが出てきたのかも」と自然に期待が膨らんでいることだろう。

実際、各社の傾向を見ると、8月以降に登場したデジタルカメラには、“絵作りにこだわれる”“豊富な撮影機能”などをうたい文句にした高機能タイプが、確実に増えている。これはデジタルカメラから写真の世界に踏み込んだユーザーにとって、ステップアップを目指す絶好のチャンスでもある。ちょっと値は張るし、サイズ/重量もコンパクトカメラのように気軽にポケットやかばんに入れておける/取り出せるというものではないが、雑誌やポスターを飾るような、うっとりする写真に少しでも近づけるなら、自分に投資してみるのも悪くない! 一眼レフデジタルカメラに興味があるなら、まずこの特集を読んで、次に店頭で手触りを確かめてみてほしい。


冒頭でも述べたように、秋の一眼レフタイプのデジタルカメラは、キヤノン(株)/キヤノン販売(株)の『EOS Kiss Digital』が台風の目になっている。EOS Kiss Digitalは9月20日に出荷を開始しているが、専用レンズマウント“EF-Sマウント”に加えて従来の“EFマウント”にも対応し、既存の50本以上のEF対応レンズが利用できる。撮像素子などの主なスペックは『EOS 10D』を踏襲しており、キヤノン独自の画像処理プロセッサー“DIGIC”も搭載する。編集部による予想実売価格は、ボディーと電源のみの組み合わせで12万円前後、専用設計レンズ(35mmフィルムカメラ換算時:29〜89mm相当)をセットにしたタイプが14万円前後。

これまでレンズ交換タイプの一眼レフデジタルカメラには未参入だったペンタックス(株)は、キヤノンの発表に先駆けて8月8日に『PENTAX *ist D(ペンタックス イスト ディー)』を発表、9月6日に出荷を開始している。ボディーフレームの軽量化、本体設計の小型化を徹底して進め、レンズを除く重さは後発のEOS Kiss Digitalよりも10g軽い550gとなっている。撮像素子は総631万(有効610万)画素で、EOS Kiss Digitalの総650万(有効630万)画素とほぼ互角。レンズマウントは“ペンタックスバヨネットKAFマウント”で、既存のAFレンズ(一部除く)を利用できる。編集部による予想実売価格は、ボディー単体(レンズ別売)で20万円程度だが、EOS Kiss Digitalの登場により市場価格はもう少し下がっているようだ。

7月下旬に(株)ニコンが発表(発売は10月下旬予定)している『D2H』は、前2機種とは異なり、プロカメラマン、特に報道やスポーツなどで高速なシャッターレスポンスを求める声に応えて設計されたプロ仕様の一眼レフデジタルカメラ。高速なデータ読み出し/記録を実現するために、ニコンが独自に開発したCMOSベースの撮像素子“LBCAST(エルビーキャスト)”を採用する。記録解像度は有効410万画素で、秒8コマ連続最大40コマの高速連写が最大の特徴となっている。価格はレンズを除くボディーキットが49万円。

キヤノン EOS Kiss Digital


『EOS Kiss Digital』(写真のレンズはオプション)

製品名EOS Kiss Digital
撮像素子1インチ630万画素CMOS(総画素数650万画素)
レンズキヤノンEFマウント(EF-Sレンズを含む)
最大記録画素数3072×2048ドット(3:2)
記録メディアCF(Type I/II)
インターフェースUSB、ビデオ出力
電源専用バッテリーパック(撮影可能枚数:600枚、ストロボなし)
サイズ幅142×奥行き72.4×高さ99mm(本体のみ)
重量560g(本体のみ)
動画撮影機能なし
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:12万円前後、ボディーのみ)

ペンタックス PENTAX *ist D


『PENTAX *ist D』(写真のレンズはオプション)

製品名PENTAX *ist D
撮像素子1.1インチ610万画素CCD(総画素数631万画素)
レンズペンタックスKAFマウント
最大記録画素数3008×2008ドット(3:2)
記録メディアCF(Type I/II、マイクロドライブ対応)
インターフェースUSB、ビデオ出力
電源リチウムイオン電池(CR-V3)×2/単3電池×4(撮影可能枚数:1000枚、ストロボなし)
サイズ幅128×奥行き60×高さ94.5mm(本体のみ)
重量550g(本体のみ)
動画撮影機能なし
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:20万円程度)

ニコン D2H


『D2H』(写真のレンズはオプション)

製品名D2H
撮像素子1.1インチ410万画素LBCAST(総画素数426万画素)
レンズニコンF マウント
最大記録画素数2464×1632ドット(3:2)
記録メディアCF(Type I/II、マイクロドライブ対応)
インターフェースUSB 2.0
電源リチウムイオンバッテリー(撮影可能枚数:未公表)
サイズ幅157.5×奥行き85.5×高さ157.5mm(本体のみ)
重量1070g(本体のみ)
動画撮影機能なし
価格49万円


レンズ一体型高倍率ズームデジタルカメラ オリンパス/松下電器産業/ソニー

オリンパス(株)の『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』は、焦点距離が35mmフィルム換算で27mm〜110mmで、広角側での歪み(ディストーション)を抑えた設計の光学4倍ズームレンズを搭載する。最短撮影距離は80cmで、マクロでは20cm、“スーパーマクロ”では3cmから撮影できる。広角側も強いデジタルカメラは製品数が限られているので、焦点距離27mmは大きな魅力だ。さらに、“CAMEDIA”シリーズでは初めて2軸で角度を変えられるマルチアングルTFT液晶ディスプレー(1.8インチ13万画素)を搭載している。搭載するCCDは有効510万画素で、画像処理エンジンには、従来色信号と輝度信号に別々にガンマ処理を行なうことで色の階調特性を向上させる“プロパーガンマテクノロジー”と、画像のノイズと輪郭を識別する“アドバンストノイズフィルター”の2つを搭載する。

松下電器産業(株)“LUMIX”シリーズでは、2002年10月に発表された『DMC-FZ1』は、コンパクトデジタルカメラ並みのボディーサイズに手ぶれ補正機能付き光学12倍ズームレンズを搭載したことで一躍注目を集めた。8月に発表された『DMC-FZ2』は、プログラム撮影モードしかなかった『DMC-FZ1』に、絞り優先/シャッター速度優先AEモードを追加したマイナーバージョンアップ版。一方、シリーズ最新モデルとなる『DMC-FZ10』は、本体サイズは従来機種よりも一回り大きくなっているが、ユーザーからの非常に要望が強かったという高画素化(有効400万画素)が進み、それに伴って大口径のレンズが搭載されている。外部ストロボにも対応したほか、純正オプションとしてワイド/テレコンバージョンレンズも用意される。

ソニーマーケティング(株)の『DSC-F828』は、同社デジタルカメララインナップの最上位となる製品。世界初という4色カラーフィルターを採用した有効800万画素(総830万画素)の2/3インチCCD“4 Color Super HAD CCD”と、4色カラーフィルターに対応した画像処理プロセッサー『リアル・イメージング・プロセッサー(Real Imaging Processor)』を採用し、従来機種に比べ色再現性が向上しているという。レンズはカールツァイスの“バリオゾナー”T*(ティースター)で、光学7倍ズーム、焦点距離7.1〜51mm、F値.0〜2.8、口径58mm。フォーカスとズームは、鏡胴のフォーカスリングとズームリングの“ダブルリング”で行ない、マニュアル操作による微妙な画角合わせや高速ズーム、フォーカスなどが可能だ。撮影データはJPEG、TIFFのほか、RAWデータにも対応する。

オリンパス CAMEDIA C-5060 Wide Zoom


『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』

製品名CAMEDIA C-5060 Wide Zoom
撮像素子510万画素CCD
レンズ光学4倍ズーム、f=5.7〜22.9mm3〜72mm(35mmフィルムカメラ換算:27〜110mm)、F2.8(W)〜F4.8(T)
最大記録画素数2592×1944ドット
記録メディアxDピクチャーカード/CF(Type I/II、マイクロドライブ対応)、xDピクチャーカード(32MB)付属
インターフェースUSB
電源リチウムイオン充電池(撮影可能枚数:600枚)
サイズ幅116×奥行き65.5×高さ87mm
重量430g
動画撮影機能有り(640×480ドット)
価格オープンプライス

松下電器産業 DMC-FZ10


『DMC-FZ10』

製品名DMC-FZ10
撮像素子1/2.5インチ400万画素CCD(総画素数423万画素)
レンズ光学12倍ズーム、f=3〜72mm(35mmフィルムカメラ換算:35〜420mm)、F2.8
最大記録画素数2304×1728ドット
記録メディアSDメモリーカード/MMC
インターフェースUSB
電源リチウムイオンバッテリー(撮影可能枚数:200枚)
サイズ幅138.5×奥行き105.7×高さ87.2mm
重量約550g(バッテリー、メモリーカード含む)
動画撮影機能有り(320×240ドット)
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:7万5000円前後)

松下電器産業 DMC-FZ2


『DMC-FZ2』

製品名DMC-FZ2
撮像素子1/3.2インチ200万画素CCD(総画素数211万画素)
レンズ光学12倍ズーム、f=4.6〜55.2mm(35mmフィルムカメラ換算:35〜420mm)、F2.8
最大記録画素数1600×1200ドット
記録メディアSDメモリーカード/MMC
インターフェースUSB
電源リチウムイオンバッテリー(撮影可能枚数:200枚)
サイズ幅138.5×奥行き105.7×高さ87.2mm
重量約350g(バッテリー、メモリーカード含む)
動画撮影機能有り(320×240ドット)
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:4万5000円前後)

ソニー DSC-F828


『DSC-F828』

製品名DSC-F828
撮像素子2/3インチ800万画素CCD(総830万画素)
レンズ光学7倍ズーム、f=7.1〜51.0mm(35mmフィルムカメラ換算:28〜200mm)、F2.0〜2.8
最大記録画素数3264×2448ドット
記録メディアメモリースティック/メモリースティックDuo/メモリースティック PRO/メモリースティック PRO Duo/CF(Type I/II)
インターフェースUSB 2.0
電源“インフォリチウム”バッテリー
サイズ幅134.4×奥行き157.2×高さ91.1mm
重量約832g
動画撮影機能有り(640×480ドット)
価格16万円


レンズ一体型高倍率ズームデジタルカメラ コニカミノルタ/富士フイルム/東芝

コニカとミノルタの合併により、コニカミノルタグループのデジタルカメラ事業はコニカミノルタカメラ(株)が展開することとなった。8月に旧ミノルタが発表した『DiMAGE Z1』と『DiMAGE A1』は、それぞれ10倍、7倍の光学ズームレンズを装備する。

320万画素CCDと10倍ズームを搭載して実売5万円前後の『DiMAGE Z1』は、フ「一般のカメラユーザーに使って欲しい高倍率デジタルカメラ」とのことで、2機種の中では入門者向けという位置付け。光学手ぶれ補正は持たないが、ISO感度を自動的に上げることでシャッター速度を速め、手ぶれしにくくする自動補正機能を搭載する。

一方の『DiMAGE A1』は、“CCDシフト方式”と呼ばれる独自の手ぶれ補正機能を持った光学7倍ズームレンズと500万画素プログレッシブCCDを搭載したハイエンドモデル。同社製品『DiMAGE 7i』に比べ約1.5倍に高速化されたAF機能に加え、被写体の前後左右の動きに追随し、動体予測機能も備える“3D AF”を備える。記録フォーマットもJPEG/TIFFに加えてRAWデータにも対応するなど、ハイアマチュア向けの高機能製品となっている。

富士写真フイルム(株)の『FinePix S5000』は、黒いボディーと革シボを施したラバーのグリップ部を持つ、同社の『FinePix S602』(2002年4月発表)を一回り小さくしたようなスタイルの一眼レフタイプのコンパクトデジタルカメラ。光学10倍ズームレンズと有効310万画素(最大600万画素記録)の“スーパーCCDハニカムIV HR”を搭載し、光学式手ぶれ補正機能は持たないものの、手ぶれしやすい状況では、自動的にISO感度を挙げてシャッター速度を短くする補正機能を持つ。光学ズームに加えて、デジタルズーム機能の“ハニカムズーム”も備え、両ズームを併用することで最大22倍のズーム撮影が可能。記録解像度は最大2816×2120ドット、最大22倍のハニカムズーム時には1280×960ドットとなる。

東芝の『Allegretto M700』は、キヤノン製光学10倍ズームレンズ(デジタルズームとの併用で40倍相当)の撮影が可能な320万画素デジタルカメラ。光学式手ぶれ補正機能は持たないものの、シャッター速度やフラッシュの発光量、ISO感度などを自動調整して手ぶれを防ぐ“ブレナイスシステム”を搭載する。マクロ撮影機能は最短10cmまで。動画撮影は320×240ドット/毎秒15フレームでメモリーいっぱいまで連続記録が可能。デジタルカメラとしては珍しくマイク入力端子(モノラル)を持つ。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は5万円前後。

コニカミノルタ DiMAGE Z1


『DiMAGE Z1』

製品名DiMAGE Z1
撮像素子1/2.7インチ320万画素CCD(総画素数330万画素)
レンズ光学10倍ズーム、f=5.8〜58mm(35mmフィルムカメラ換算:38〜380mm)、F2.8〜3.5
最大記録画素数2048×1536ドット
記録メディアSDメモリーカード/MMC、SDメモリーカード(16MB)付属
インターフェースUSB
電源単3電池4本(撮影可能枚数:250枚)
サイズ幅109.5×奥行き80×高さ77.5mm
重量305g(本体のみ)
動画撮影機能有り(640×480ドット)
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:5万円前後)

コニカミノルタ DiMAGE A1


『DiMAGE A1』

製品名DiMAGE A1
撮像素子2/3インチ500万画素プログレッシブスキャンCCD(総画素数530万画素)
レンズ光学7倍ズーム、f=7.2〜50.8mm(35mmフィルムカメラ換算:28〜200mm)、F2.8〜3.5
最大記録画素数2560×1536ドット
記録メディアCF(Type I/II)
インターフェースUSB
電源リチウムイオンバッテリー(撮影可能枚数:330枚)
サイズ幅117×奥行き113.5×高さ85mm
重量560g(本体のみ)
動画撮影機能有り(640×480ドット)
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:13万円前後)

富士写真フイルム FinePix S5000


『FinePix S5000』

製品名FinePix S5000
撮像素子1/2.7インチ310万画素“スーパーCCDハニカムIV HR”
レンズ光学10倍ズーム、f=5.7〜57mm(35mmフィルムカメラ換算:37〜370mm)、F2.8〜3.2
最大記録画素数2816×2120ドット
記録メディアxD-ピクチャーカード、16MBメディア付属
インターフェースUSB
電源単3電池4本(撮影可能枚数:260枚)
サイズ幅112.7×奥行き79.3×高さ81.1mm
重量約479g(撮影装備時)
動画撮影機能有り(320×240ドット)
価格7万5000円

東芝 Allegretto M700


『Allegretto M700』

製品名Allegretto M700
撮像素子1/2.7インチ320万画素CCD
レンズ光学10倍ズーム、f=5.7〜57mm(35mmフィルムカメラ換算:37〜370mm)、F2.8〜3.1
最大記録画素数2048×1536ドット
記録メディアSDメモリーカード、16MBメディア付属
インターフェースUSB、ビデオ出力、マイク入力
電源リチウム電池CR-V3×2、単3電池×4(撮影可能枚数:180枚)
サイズ幅109.6×奥行き66×高さ76.8mm
重量約300g(本体のみ)
動画撮影機能有り(320×240ドット)
価格オープンプライス(編集部による予想実売価格:5万円前後)


一眼レフデジタルカメラ関連周辺機器&サービスのニュースをまとめてチェック!

最後に、各社の一眼レフデジタルカメラに関連した周辺機器や新サービス提供のニュースをまとめてお届けしよう。

レンズの拡充、大容量メモリーカードの登場など、デジタルカメラの使い勝手を大幅に向上する周辺機器から、RAWデータのプリントサービス、使い勝手のいい画像管理ソフトまで、ASCII24編集部が厳選したお役立ち情報ばかり。一眼レフデジタルカメラユーザーも、これからユーザーになろうという人も、ぜひ目を通してほしい。

大容量メモリーカード


サンディスク『SanDisk Ultra II CF』

レキサー・メディア“4GBの40倍速CFカード”

オリンパス E-システムレンズ

コダック プリントサービス

ビレッジセンター 画像管理ソフト


ビレッジセンター『サムズプラス7.0J』

デジタルカメラ活用術 画像管理ソフト


PC使いこなし講座 第3回:デジタルカメラとPCのいい関係



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